「夕凪の街桜の国2018」、主要キャスト紹介~NHK総合8月6日(月)午後7時30分から放送。

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現在TBS系列日曜劇場で放送されている
「この世界の片隅に」の原作者であるこうの史代さんが、
「この世界の片隅に」の前に手掛けた漫画です。
過去に映画やラジオドラマや舞台になりましたが、
この度、NHK広島放送局開局90周年の記念の単発ドラマとして、
設定も新たに制作されることになりました。
なお、テレビドラマとしては初の制作となります。
放送日程:2018年8月6日(月)総合テレビ・全国放送
放送時間:午後7時30分から午後8時43分  

主要キャスト】(順不同・敬称略)
平成30年
石川七波(いしかわななみ)⇒ 常盤貴子(ときわたかこ)
<ヒロイン。現在46歳で出版社勤務。
リストラの危機・父の心配・恋人との関係など人生の岐路に立たされている>
石川旭(いしかわあきら)⇒ 橋爪功(はじづめいさお)
<七波の父で認知症の疑いのある現在79歳。>
石川風子(いしかわふうこ)⇒ 平祐奈(たいらゆうな)
<七波の弟・凪生の娘>
石川凪生(いしかわなぎお)⇒ 柏原収史(かしわばらしゅうじ)
<七波の弟>
大門雄二(だいもんゆうじ)⇒ 谷原章介(たにはらしょうすけ)
<七波の恋人?判明次第追記します。>
打越アキラ(うちこしあきら)⇒ 佐川満男(さがわみつお)
<七波の伯母の想い人>

昭和30年
平野皆実(ひらのみなみ)⇒ 川栄李奈(かわえいりな)
<広島市内で働く23歳。弟との再会に向けて節約の日々を送る。
同僚と恋に落ちるのだが、なかなか前へ踏み出せず、やがてある異変が皆実を襲う>
平野フジミ(ひらのふじみ)⇒ キムラ緑子(きむらみどりこ)
<皆実の母で、広島市内で被爆し生死の境をさまよう。誰よりも娘の幸せを願う>
打越アキラ(うちこしあきら)⇒ 工藤阿須加(くどうあすか)
<皆実の同僚でいつしか皆実に惹かれていくのだが・・>
太田京花(おおたきょうか)⇒ 小芝風花(こしばふうか)
<原爆で両親を亡くした少女。平野家の近所に住む。旭とフジミを慕い、度々平野家を訪れる>
石川旭(いしかわあきら)⇒ 浅利陽介(あさりようすけ)
<皆実の弟だが戦時中に疎開し、親戚の養子となる。
広島の大学進学のため、平野家に戻ってくる>
(引用元:「夕凪の街桜の国2018」公式サイトより)
なお、登場人物の名前の一部は広島市の町名より取られているそうです。



<原作紹介>
原作では当初「夕凪の街」と「桜の国」はそれぞれ独立した作品として発表され、
1955年(昭和30年)が舞台である「夕凪の街」、
続いて1987年(昭和62年)が舞台の「桜の国」(一)、
2007年(平成19年)が舞台の「桜の国」(二)と発表されたそうです。
そして、「夕凪の街」・「桜の国」第一部・第二部の3つの話を通して、
3世代にわたる家族の物語が繋がるという世代間を受け継いでいく壮大な話となりました。
「夕凪の街」は、広島市の基町にあった原爆スラム(夕凪の街」を舞台に描かれ、
テーマは、「原爆症」そして「サバイバーズ・ギルト」です。
なお、 「サバイバーズ・ギルト」とは
大事故や戦争などで多くの人命が失われた際の、生存者の罪悪感のこと、だそうです。
「桜の国」は東京が主な舞台で、主人公も、皆実から皆実の姪にあたる七波に代わります。
七波を苦しめるのは、「被爆者二世」。

テレビドラマの現代編では「夕凪の街桜の国2018」とあるように、
正に今の時代で、主人公は更に年齢を重ね、アラフィフとして登場します。
リストラの危機・親の介護・自身の健康や恋愛と結婚と
様々な難問がこれでもかと言う位に立ちはだかっている状態です。

七波と皆実は会ったことがないのにどこか似ている点や、
あるはずのない記憶が七波にはある点
以上の事からきっと、
七波は皆実の「〇〇〇〇〇〇」ではないかしら・・・と
思ってしまう私なのでした。
そして、七波に前に踏み出す意義と勇気を吹き込むのかな?
ま、会ったことはなくても、
七波と皆実は姪と伯母で血は繋がっていますからね。
そこまでいかなくても、姪を守護するような感じなのかもしれません。
私も、会ったことのない早世した叔母の存在を感じ、
助けられた?と思ったことがあります。
叔母(18歳頃)の写真を見た時の感想は、
私との雰囲気がどことなく似ている個所がありますが、
決定的に異なる点は、
叔母は、かなり頭が良く、性格も素晴らしかった、と言う点でした。



夏が来ると、必ず、戦争を題材としたドラマが放映され、書物が並びます。
祖母や両親から戦争の体験を聞かされて育ち、
私が子供の頃は、戦争の爪痕がまだほんのりと残る時代でもありました。
やがて、
実体験に基づく戦争の話をしてくれた明治生まれの祖母たちは他界し、
戦争の時、小学生であった親も老いて、
今では、80代を超えて心身ともに弱っていき、
日々の記憶そのものが曖昧になっていきます。
(そう考えると、明治生まれの祖母世代は心身ともにタフであったと、
今更ながら感心するのです。
とてつもなく頑固で強烈な個性でしたが。)

原作者のこうの史代さんとは同年代であり、
歴史ではない、
日常としての戦争体験を聞いて育った最後の世代かもしれません。

これまで生きて守って復興を遂げてきた世代から、
次世代へきちんと繋げていけるように、
今、私の世代が出来ることを、していくことが大切だと実感します。

そして・・・
大復興を遂げた広島を再び襲った大災害から、
一日も早い復旧が出来ますように、願いを込めて、お祈りします。

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