【夢】
夢を見たことはありますか?
そしてその夢を目覚めた後も
はっきりと覚えていることはありますか?
目覚めたとたんに忘れることもありますが、
時折、数年経てもその内容を
はっきりと覚えている夢はありませんか?
さらに、ある年齢ごとに
同じ設定の内容である夢を何度かみて
しかもまるで連続ドラマを見ているように
ストーリーが続いていく、そんな夢を
見たことはありますか?
私が見る夢はそのほとんどが
奇想天外なストーリーなのですが、
その中でも見続けた
連続ドラマ風の夢を
紹介します。
【常夏の島での革命~6歳の夏】
小学校に入学してしばらく私は
校庭に出ることができませんでした。
理由はわかりませんが、
校庭に出ようとすると足がすくみ
がくがくと震え、涙が出るほどでした。
そして時計の長い針が「12」を指すのも
とても嫌でした。
理由はまったくわかりません。
が、6月に入り、体育の授業も始まり、
校庭に出なければならないので、
勇気をもってその1歩を踏み出しました。
スッと体が軽くなり・・・大丈夫でした。
それまで感じていた恐怖心や悲しみは
いったい何だったのでろう・・。
そのことがあってから、
私はある夢をみるように
なりました。
そしてその夢は何日かごとに見て
内容が少しづつ進んでいったのでした。
覚えている範囲でつづります。
眩しく強烈な太陽が照り付ける常夏の島。
お金持ちの人がリゾートにくりだす一方で
親がいない子供たちが街の至る所に溢れています。
その日食べるものにも困り、
おなかをすかせていました。
夢の中の私はそんな子供の一人でした。
そうした私の面倒を見てくれる少し年上の
お姉さんがいました。
金髪で青い瞳が印象的なきれいなお姉さん。
けれどもそのお姉さんは悪い大人の男たちに
どこかへ連れていかれて、
いじめられて・・・ある時亡くなってしまいました。
どうしてお姉さんが連れていかれて
亡くなったのかはこの時点ではわかりませんが、
大きくなるにつれて理解できるようになりました。
私はこんな国いやだ!と心底思うようになりました。
そしてその後であったある大人の真似をして
ベレー帽を被り、その国の「革命」に参加しました。
幼稚園児の頃、「ベルサイユのばら」を読んで
「革命」の言葉と意味は知っていました。
夢の中に「1958」「1959」、
と出ていたのを覚えています。
やがて革命は成功し、住んでいた国は変わりました。
けれども世界中で苦しんでいる子供は大勢まだいる。
私は、故郷を出て、家族とも別れて
ほかの国々に行き、
「革命」を起こそうとしました。
・・・ある国での「革命」は失敗しました。
貧乏で苦しんでいる人々は
頭ではわかっていても
その日暮らしの生活を守るために
裏切っていきました。
私はとても悲しくなりました。
自分は家族を捨てて故郷を捨てて、
良い国にするために頑張ったのに、
理解してはくれない。
やがて私とその仲間はつかまり、
〇刑されるときがやってきました。
場所はある小学校の校庭。
時計の針が「12」を指すときに・・・。
で、執行人は酔っぱらっていました。
何かイヤなことを喋っていましたが
内容はわかりませんでした。
私は仲間の命は助けるように言いました。
どうやら夢の中で自分は
リーダーの一人であったようです。
で・・・とても痛かった。
痛くて痛くて・・・目が覚めました。
涙を流していました。
夏休みに入ったばかりのある日でした。
その夢を最後に、
常夏の島で革命をおこし、
その後の足跡の夢は
見なくなりました。
実はこの夢には続きがあったのでした。
それは自分が30歳になったときに
やってきたのでした。
表のニュースにもなり、
6歳の時に見た夢の意味や
記憶が鮮明によみがえりました。
またおねえさんが
どんな目に遭い、亡くなってしまったのかも。
もしかしたら・・・〇世かもしれませんね。
ちなみにスペイン語は勉強したけど
文法が難しくてよくわからないですが、
発音は好きで何となく心地よさを感じます。
【戦国時代の信濃~18歳】
受験生の年。
(受験科目は数学・英語・化学・現国)
伸びてきた髪を束ねていましたが、
なんか頭の中に
戦国時代の女性の髪形が
浮かんできました。
なんとなく真似をして
結ってみたものの、
邪魔になるしすぐにほどけるし、
実用手的ではないな~と
現実逃避をしていました。
が、その晩からとある夢を
見るようになりました。
時代は戦国時代の信州のとある
山間の小さな城。
自分はその城主の一人娘でした。
城主、といっても小さな小さな領地で、
城主の一人娘である自分も
器量はあまりよくなく、人嫌いで
動物と接する方が
心休まる、といった具合でした。
ある時、一人の少年を介抱します。
介抱するといっても休ませ、
食べ物と飲み物を提供する程度。
で、少年は元気になってどこかへ行きました。
その数日後?武田勢と思われる
軍勢が攻めてきてあっさり落城。
城主であった夢の中の父は討たれたのですが、
その様子が夢なのになんとも
リアルでグロいものでした。
で、城主の一人娘である自分は捕縛されて
納屋へ入れられました。
縄の痛みがこれまたリアルでした。
扱いについてもめていたそうです。
成人より少々手前の年であったようです。
あまり利用価値もなく、足手まといになるので
どうしようかとのこと。
そんな話は自分の耳にも届いていました。
で、ある時、
納屋の戸が開いて日が差し込んできました。
当初は「殺される」と思いました。
とても眩しく黄金色の日差しでした。
顔は見えずシルエットでしたが、
会話で介抱した人物であったと。
忍びの身分であったようですが、
裏切って私を救ってくれたようでした。
それから山の中をひたすら駆けて
二人で落ち延びていったのですが、
私はどうやら子供を産む前に19歳頃で
亡くなってしまったようです。
【フランス在住の修道女~24歳】
「修道女」と自分は相性があまり良くないです。
小学校の時仲が良かったカトリック教徒の
友達が自身の洗礼名である
「聖ベルナデッタ」の伝記を
強く勧めてきて断り切れなくて
借りたのですが、
何故か全く読む気が起こらず、
いや読みたくない!と
激しい拒否反応さえ生じました。
そのころ、私は本の虫で読書が大好きだったので
自分の中ではありえない感情でした。
で、友達には「読んだ。感動した。すごいね」と
うそをついてしまいました・・。
大きくなり、「テレーズ」というフランスに実在した
修道女の生涯を描いた映画を見に行ったのですが、
着席し、暗くなりこれから始まるときに強烈な眠気がして
次に気が付いたら映画が終わって明るくなっていました。
日本ではほぼ単館ロードショーで
都会で、パンフレットも高く、
帰りの電車代もままならなかったので購入せず、
何のために片道1時間半近くかけていったんだ・・と後悔。
ちなみに映画館で寝てしまい
始まりから終わりまで鑑賞できなかったのは
この映画だけでした。
で、やっと本題の夢。
夢の中で私はキリスト教の修道女でした。
場所はフランスの南部のほうで田舎でした。
しかも現代ではなくて昔でした。
電気ではなくてランプでした。
で、人々の生活は大半が貧しく、
病気になっても治療できず死んでいく・・。
それが嫌で何とかしたいと思い立ち、
どうやら功績を挙げたようでした。
でもそれが教会に利用されてしまい、
自分としては修道女でありながら
「宗教なんてイヤ!」と拒絶していたのでした。
やがて自分も病気になり、
症状的にどうやら肺炎か肺結核かというもの。
「宗教なんかに利用されたくない」と
激しく後悔しながら亡くなっていったのでした。
享年は35歳、だったとのことでした。
自分がなぜ「聖ベルナデッタ」の伝記本を拒絶したり
映画「テレーズ」を寝てしまい
鑑賞できなかった一の理由が
わかったような気がしました。
・・・長くなってしまったので
この続きはまたいつか。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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