【夢の中で会いに来た幻の二人目】
あくまでも夢のお話なので、物語だと思って
読んでいただけたら幸いです。
子供が2歳の誕生日を迎える年、
二人目をどうするか悩んでいました。
実家の母は
「子供が一人しかいないなんて親として失格。
二人以上産んで当たり前。」と言い放ちました。
10代のころに
子宮内膜症・子宮腺筋症を発症し、以来
ずっと苦しんでいた私にこのように
平然と言い放つ母。
しかも「子宮内膜症・子宮腺筋症」という病名は
私が30歳近くになってようやく浸透してきたので
それ以前は「なまけ癖」とも言い放っていました。
「子宮内膜症・子宮腺筋症」を患っている人は
妊娠しにくい、もしくは妊娠しても
赤ちゃんが育ちにくい傾向に
あるのですが、そんなことは
実家の母はおかまいなしでした。
それでも、別の理由で、今いる子供のために
弟もしくは妹を、と思った矢先、
子供をかばって骨折をしてしまいました。
結果として、一人でもいいんじゃないかということになり
やっぱり悶々と悩んで悔やんでいるときに見た夢の話です。
夢の中で妹が生まれました。
でも生まれつき体が弱く、
2~3歳になっても体つきは
生後十ケ月位の小ささと細さでした。
けれども髪の毛は
2~3歳にしてはふさふさで
つややかな黒髪で
肩ぐらいの長さがありました。
子供が妹が大好きでよく2人で遊び、
出かけていました。
途中でこれは夢の中だと気づいたのですが、
私もうれしくてできるなら覚めないで・・・
と願っていました。
夢の中の二人目の子は
名前は「すずか」と言いました。
漢字で書くと「鈴華」です。
声が名前の通り鈴のような声で
年齢の割にしゃべる・笑う子でした。
そして「すずか」ちゃんは私のほうを向いて
こう話すのでした。
とたんに口調も声色も変化します。
「お母さんにあえてよかった。
本当は生まれてくる予定だったけど
お役目?で5歳で亡くなる運命なの。
そうするとお母さんは自分を責めて
サイアク自ら命を絶つかもしれない。
それでは本末転倒だから、やめたの。」
そして
「この子を私の分までしっかり守って育ててね。
これから先、何があってもね。
私はいつも一緒にいる。よろしくね。」
夢の中で涙がぽろぽろと流れて
視界がかすんできました。
そして「すずか」ちゃんの姿は見えなくなり、
気が付くと目が覚めていました。
目覚めても涙がこぼれていました。
・・実は私が小学校6年の時父親が病に倒れ、
余命宣告をされています。
その際、母と母方の祖母は
「あんたが病気になって代わりに死ねばいい」
と言い放っています。
家族で一番年下で、体も丈夫でないので
いつしか私のせいにされてしまいました。
そうした事があったので、
「すずか」ちゃんは早世するお役目であったので
私から生まれてくるのをやめてしまったと・・。
もちろんあくまで夢の話なので、
自分が無意識でこうだったらいいな・・
との願望かもしれません。
けれども夢の中の「すずか」ちゃんは妙に大人で
そしてどこか尊さがありました。
その夢を見てから17年の月日が流れています。
今、子供たちや若い人を取り巻く環境は
決して良くはありません・・。
いや悪くなってると思っています。
「すずか」ちゃんとの約束で
しっかり守っていかなくてはなりません。
子供は一人っ子ですが、
小さい子が割と好きです。
今は11歳のわんこもいますし、ね。
今でも不思議なのはどうして名前が
「すずか」ちゃんなんだろうということ。
で、検索してみたら以下のことがヒットしました。
【鈴鹿御前】
鈴鹿御前(すずかごぜん)は、
伊勢国と近江国の国境にある鈴鹿山に
住んでいたという伝承上の女性。
女神・天女とされ、
鈴鹿姫・鈴鹿大明神・鈴鹿権現・鈴鹿神女
などとも記されています。
<鈴鹿峠の信仰>
もとは鈴鹿山の神を
鈴鹿姫と称して鈴鹿峠の東西や峠上に
祀っていたものと考えられています。
鈴鹿の地は斎王の群行が途中に設けた
鈴鹿郡の頓宮が置かれ、
豊かな水に恵まれていたことから
斎宮が禊を行う鈴鹿禊の聖地であり、
のちに巫覡の徒
(修験山伏・陰陽師・巫女)が
祓えをおこなった神聖な地となりました。
(ウキペディアより)
【栲幡千千姫命】
三重県鈴鹿市にある神社の
椿大神社(つばきおおかみやしろ)は、
猿田彦大神を祀る神社の総本社です。
相殿に栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)が
祀られています。
またあくまでも一説ですが、栲幡千千姫命を
「スズカ姫(ススカ姫)」と称するともいわれています。
ちなみに栲幡千千姫命は
機織や織物に関係のある名前ということになっており、
織物の神として信仰される他、
安産、子宝等の神徳をもつとされる、とのことです。
夫が生まれた割と近くには
蚕影神社(こかげじんじゃ)があり、
その神社は全国にある
蚕影神社の総本社となっています。
蚕影神社は神衣を織るための
養蚕、製糸、機織の技術伝来の地として、
養蚕の神を祀っているとのことです。
明治・大正までは栄えたらしいですが、
現在はさびれており、夏場は虫たちの宝庫です。
・・・何かしらの関係があるのかしら?
ちなみに私はお裁縫は大の苦手です・・・。
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