透明なゆりかご第7回母と子供を繋ぐ記録。第6回は願いと現実は反するが希望は残る、でした。

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透明なゆりかご」の第回は2018年8月31日(金)NHK総合 毎週金曜 夜10時からの放送予定です。
【再放送】総合 2018年9月5日(水)午前1時30分(火曜深夜)です。

主要キャストの記事はこちらからどうぞ⇓⇓
NHKドラマ10「透明なゆりかご」放送はNHK総合7月20日(金)午後10時から!

次回は、原作と同じ名前の「ミカ」ちゃんの登場です。
お話の方も、原作に忠実になるのでしょうか?
原作通りの「ミカ」ちゃんだとすれば、
かなりハードな生い立ちを背負っていることになります。
でも、「ミカ」ちゃんは強く、清く、生きていきます。
「ミカ」ちゃんの心のよりどころは、
古びた母子手帳でした。
これがあるから「ミカ」ちゃんは
「ミカ」ちゃんでいられるのかもしれません。
その「ミカ」ちゃんの生き様に、
主人公は勇気づけられそうです。
アオイ自身がもつ、
「個性」にスポットが当たる回でもあるようです。

【第7回のあらすじ】
アオイがヤカンを焦がしたのがきっかけで、
最近平穏だった母・史香との関係が
再びギクシャクしはじめます。
そんな時、アオイの小学校の友達だったミカが入院して来て、
ふたりは再会を喜び合うのでした。
ミカは夫も両親もいない
孤独な状況での出産が迫っていましたが、
自分が赤ちゃんだった時の
母子手帳を肌身離さず持っていたのです。
それを見たアオイは、
母に怒られてばかりだった子ども時代を思い返すのでした。
(引用元:「透明なゆりかご」公式サイトより)

透明なゆりかご第6回は命が授かる事とは?第5回は愛情のリレーと自立について、でした。

【第6回】
格安で中絶手術を行ってくれるところに

向かう場面からドラマは始まります。
それはアオイが、バイト先の診療所で会った不良っぽい女の子。
結局、由比産婦人科では、費用面と同意書が必要であることから
手術を断念し、格安で、同意書不要で、
付添人一人が必要、という口コミで
広がっている診療所?まで同行しています。
アオイは、不良っぽい少女・ハルミに、
「付き添い人」を任命されてしまったようでした。



そして、由比産婦人科では、
一組の夫婦の物語が同時進行で進みます。
それは不妊治療の末にやっと妊娠したにも関わらず、
今度は、お腹の中で赤ちゃんが育たず、
亡くなってしまう、ということでした。

そもそも不妊の原因は、夫側にあるというのに、
妻ばかりのせいにされて、
今度はお腹の中で育たずに、
亡くなってしまった現実を受け入れがたく、
そんな折に夫からひどい言葉を言われ、
心身ともに疲れ果ててしまっていた妻でした。

ハルミがこの看板を掲げない診療所を訪れたのは、
実は今回が初めてではないようです。
アオイは、「無責任だ」と責めますが、
ハルミ自身もそれはよくわかり切っている事でした。
でも、分かり切っていることをさも、正しいと言われると、
素直になれず、腹が立ってしまうものです。
でも、中絶のみを行っている看板のない「診療所」の
年老いた夫婦は、何も言わずに、
まるで訪ねてきた孫を歓迎するかのように、
優しく接するのでした。
アオイが壁に掲げてある写真を見ると、
白黒写真があり、
そこには確かに看板を掲げた診療所と、
まだ若かりし頃の老夫婦と他のスタッフが
笑って写っていました。

帰り際、ハルミが吐露します。
何も言わずに優しく迎えてもらうことは辛いことだと。
はっきりと叱ってくれた方が楽なのだといいます。
聞けば、母親が厳格であり、
最初の妊娠は、本島に臨まず、むしろ被害者でした。
なのに、母親は汚いものをみるかのように突き放し、
以来、母子関係が冷え切っているとの事。
だからこそ、この老夫婦は救いになり、2回目の時は
よりつらかったのだと。
そこで、アオイは想像します。
いつか、ハルミが赤ちゃんを再び宿した時、
今度は祝福されて望まれて出来た赤ちゃんで、
喜び勇んで、この老夫婦に赤ちゃんを紹介して、
まるで本当の孫とひ孫の様に、
熱烈に歓迎してくれるのだと・・・。
実は、この老夫婦、中絶を希望する女性に対して、
何も言わず、何も聞かないのには理由があったのです。
それは遡ること20年前のこと。
同じように中絶に訪れ、
術後に忘れ物であるハンカチを届けようとした際に、
その女子高生は自ら命を絶ってしまったのでした・・。
老夫婦は言います。
「あの子と似ている」と。
アオイかハルミかどちらかはわかりませんが、
回想のシーンで登場する女子高生の後姿と制服を見ると、
アオイに似ているような感じがします。
以後、その女子高生の「形見」であるハンカチをそなえて、
今も、供養しているのでした。

不妊の末、授かった子供を亡くしてしまう夫婦ですが、
当初は妻側が離婚を決意しますが、
夫の心情を聞いた後、決心は変わります。
ここは原作と違う所ですが、
村上さん演じる夫ですから、
そんな原作みたいにひどい夫ではなかったようです。
妻側である亜紀は紗也子に言います。
元々は仲が良かったのだと・・。
そして、また夫婦で先に進むことを決意するのでした。
「産まなきゃ」ではなく「産みたい」である・・・。
妊娠することに憶病になっている紗也子にとっても、
その言葉は先に進める勇気の言葉となりました。
亜紀さん、水曜ドラマの役とはやはり違ってほっとしました。

臨まない妊娠と、望んでも授からない赤ちゃん・・。
願いと現実がそぐわない哀しくて切ないお話でしたが、
最後に希望を持たせる展開で終わりました。



そして、次回は、
妊娠した時に必須アイテムとなる「母子手帳」が登場します。
赤ちゃんの記録を記したこの手帳が
次回のキーアイテムとなります。
また、アオイ自身の「個性」がクローズアップされます。
いろんな思いと数々の試練を乗り越えて、
無事に生まれたとしても、
生まれつきの強い「個性」を抱えていると、
現実社会を生きていくためには、母子ともに、
「訓練」が必要になります。
自分の「個性」のせいで
母に嫌われていると思い込んでいるアオイ。
実際、幼少期からの彼女の思い出には、
自分に対して厳しく接し、
辛辣な言葉を投げかける母親の姿がありました。

現在と違って、1997年当時はまだまだ、
「個性」に対しての具体的な定義と言葉など
認知されていなかった時代です。
ようやく「アスペルガー」という単語が、
世間一般に知られるようになったのは、
もう少し後の事となるようです。
でも、昔から、少し変わった個性の強い子、としては、
一定数の割合で存在していました。

アオイはその「個性」故に
母が自分を嫌うと思っていましたが、
実際、母親である史香は
アオイの事をどう思っているのでしょうか?
そうしたアオイの幼少期から抱く負の想いと、
アオイの同級生の「ミカ」ちゃんのお話が描かれます。

第7回です⇓⇓
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