腱鞘炎 ガングリオン その原因と対策 治した体験談

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思えばここ数ヶ月、心身ともに多忙を極めておりました。
実家の母の不調に伴う、週1~2回の実家通い、
子供の受験期及び母としての初めての受験期、
外へのパート勤務と家での業務、同居の義父母のへの気苦労や、
加えて、持病の悪化などなど、睡眠及び食事の時間を削って、
休む暇なく働いておりましたが、
やはり若くもない身体はそれなりの悲鳴を上げていたようです。
この年齢になって、初めて腱鞘炎になってしまいました。



某大手スーパーマーケットの食品レジのパートに従事していた時も、
更にそれから遡り、フラメンコを習っていた時、
もっと上手になりたくて、
パルマ(手拍子)やパリージョ(カスタネット・素材は圧縮した布)
を毎日練習していて、今思えばなかなかのハードな練習だったのですが、
それでも大丈夫だったのに、
この年齢のせいなのか、腱鞘炎(けんしょうえん)デビューとなってしまいました。
これまでも、何度か、手の疲れやしびれはあったのですが、
気にも留めずにやり過ごしておりましたが、
今月に入り、どうも以前に比べて痛みが増し、それに伴い、しびれも顕著になり、
それに伴い、日常生活にも支障が出始めました。
更に、特に違和感を感じた右手薬指(環指)の付け根の辺り、
手のひら中央よりやや外れた部分に触れると、
ポコッとしたでっぱりの様なものを感じました。
そして、痛みもしびれも増してきたので、近所の整形外科に行きました。
そのクリニックは、以前に足の親指を骨折した際にかかった病院です。
診察した日も、待合室はかなり混んでいて部屋いっぱいにあった椅子も満席で
座れない状態でした。
受付から40分でレントゲン撮影、そこから20分で診察室に呼ばれました。
それでも、私が働いているクリニックよりきちんとしています。
何せ、パートの職場のクリニックの待ち時間2~3時間ですから・・・。
出された診断名は、腱鞘炎とガングリオンでした。
まず、腱鞘炎ですが、
女性、しかも更年期を迎えた女性が最もかかりやすいそうです。
他には、パソコンでの作業・楽器を使う人・手をよく使う仕事の人・文字を多く書く人
などで、他には、妊娠している女性・糖尿病の人・
人工透析を受けている人・関節リウマチの人
などがやはりかかりやすいそうです。
特に更年期以降の女性及び妊娠中の女性に関しては、
女性ホルモンがかなりの影響を及ぼしているそうで、
ホルモン剤の再開に伴い、余計に更年期の症状が強まっている中、
仕事や家事などで手や指は1週間休むことなく酷使しているので、
悲鳴をあげてしまったわけなのです。
(参考:NHK健康チャンネルより)

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次にガングリオンの説明をします。



ガングリオンはなかにゼリー状の物質の詰まった腫瘤(しゅりゅう)のことをいうそうです。
典型的なものは手関節背側(甲側(てかんせつせがわ・こうがわ)に生じるガングリオンで、
これは手関節の関節包(関節を包むふくろ)に繋がっているそうです。
その他のガングリオンのできやすい場所としては、
手首の母指(親指)側の掌側の関節包や
ばね指の生じる指の付け根の掌側の腱鞘のあるところです。
ばね指とは、指の処にある靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)の終わりの部分が
力がかかり、炎症を起こしてしまい、それがいわゆる「腱鞘炎(けんしょうえん)」で、
更に症状が進むと、引っ掛かりが生じてしまい、ばね現象がおこり、このことを指します。
私の場合も、薬指を動かすと、この現象が生じていました。
ガングリオンの説明に戻ると・・・
関節の周辺や腱鞘(けんしょう)のある場所に
米粒大からピンポン玉大の腫瘤(しゅりゅう)ができます。
ゼリー状の軟らかいものから線維化した硬いものまであり、
線維化(せんいか)すると手術の場合があるそうです。
通常は無症状なことが多いのですが、
時々、神経のそばにできると神経を圧迫して、
しびれや痛み、運動麻痺などを起こすそうです。
手のひらには神経がたくさん通っているので、
しびれや痛み、運動麻痺などの症状がより出やすいと思います。
怖いことに、手を使いすぎると腫瘤は大きくなることがあります。
ガングリオンが出来る原因は、実はまだよくわかってはいません。
年齢や、手の酷使とは関係があまりないそうで、
むしろ、若い人がかかりやすいとされているそうです。
(参考:日本日本整形外科学会公式サイトより)
私の場合は、薬指の付け根付近・中手指節関節辺りに出来てしまいました。
仕事に親の世話・子供の世話・家事と
365日大忙しの主婦にとっては非常に怖いことです。
でも、だからといって休めるような甘い状況ではありません。
この日の治療としては、患部にぶすっと注射を打って、
次回は1~2週間後に来院となりました。
この注射がまたとてつもなく痛いのです・・・。
腱鞘炎と初期症状が一見似ている病気に
「関節炎」と「関節リウマチ」があります。
「関節炎」もまた、更年期以降の女性がかかりやすい疾患で、
その場合は女性ホルモンの現象がおもな原因の一つであるとされています。
原因がウイルス性によるものもあります。
注意しなければならないのは「関節リウマチ」でこちらは免疫系です。
血液検査で判明するそうです。
少しでも異変を感じたら、放置せずに早めに受診されることをお勧めします。
私の場合は、調べると「関節炎」ではないか?と思う疑問もまだあります。
そして、実は受診後、
今度は左の手の親指の付け根辺りも痛むようになってしまいました。
この痛みは今までも頻繁に痛みが生じていた部位です。
右手をかばうことで、左手側に負担が生じたのでしょう。
こちらも併せてまた通院しようと思います。



今回処方されたのは以下の鎮痛消炎剤です⇓⇓⇓
ロコアテープ
他の鎮痛消炎剤との併用は不可です。
従ってロキソニンは、このテープを貼っている間は服用できません。
また、テープおよび手の固定用に以下のサポーターをドラッグストアで買いました⇓⇓⇓
手のサポーター
家での業務環境ですが、以下の物をアマゾンにて購入し設置しました
Arm Standー600シリーズー(SYBAユーグランドシリーズ)
アームスタンド
マウスパッド及び肘おき部分が180度左右に動かすことが可能です。
キーボード入力は、家にあったこちらのスプーンです。
全長13センチメートルで、棒の部分は約7.5センチメートルです⇓⇓⇓
入力使用スプーン13センチ7.5
腱鞘炎及びガングリオンの最も適切な治療方法は、
手や指を使わず、休むことですが、実際はほぼ不可能です。
実は、整形外科に行き、注射を打った日は、
炊事・食器洗い・洗濯・入浴・重いものを持つことは
不可で、夫と子供に説明して諸々やってもらったのですが、
大騒ぎで文句続出でした。
翌日は、手袋をして、お弁当作りと朝食の準備に犬の世話、洗濯をしましたが、
いつもよりかなりの時間を要してしまいました。
来週も注射した場合は、ちょっと思いやられますが、
夫と子供よ、よろしくね。
尚、注射した日の炊事・食器洗い・洗濯・入浴・重いものを持つことの不可の
理由ですが、骨部の深い部分及び関節に注射をうつので、より感染しやすいため、
その感染防止のためです。
炊事や洗い物や入浴については、水で濡れることによっての感染のリスクですが、
患部を酷使することによって、更に感染しやすくなるため、
考えられるリスクの回避のためでもあります。
あとは・・・日常、動かさず、休めていることが回復につながるので、
やってもらえる箇所は出来るだけやってもらえるように・・・との事からです。
続きです⇓⇓⇓
腱鞘炎及びガングリオンになってしまいました②1週間経過し、病院へ。

9月に再発しました⇓⇓
腱鞘炎及びガングリオンになってしまいました③手外科のある整形外科へ。