きみが心に棲みついた第7回の感想と第8回は?支配と尊重の違い~今クールドラマあれこれ~

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今週、第7回が放映されましたね。
第7回の感想と第8回のあらすじです。

<キャスト 一覧>(順不同・敬称略)
小川今日子<おがわきょうこ>(主人公・下着メーカー材料課勤務、あだ名はキョドコ)→→→吉岡里帆
星名漣<ほしなれん>(主人公にトラウマを植えつけた人物)→→→向井理
吉崎幸次郎<よしざきこうじろう>(出版社勤務・パガヅン編集者)→→→桐谷健太
スズキ次郎(吉崎が担当する漫画家)→→→ムロツヨシ
堀田麻衣子<ほったまいこ>(下着メーカー・デザイナー勤務、主人公の良き理解者)→→→瀬戸朝香
八木泉<やぎいずみ>(下着メーカー・デザイナー、堀田の同期)→→→鈴木紗理奈
飯田彩香<いいだあやか>(主人公の同僚・下着メーカー材料課勤務)→→→石橋杏奈
白崎達夫<しらざきたつお>(下着メーカー・材料課課長)→→→長谷川朝晴
為末れいか<ためすえれいか>(「パガヅン」編集者、吉崎に思いを寄せる)→→→田中真琴
牧村英二<まきむらえいじ>(唯一、星名の過去を知る。大学の同期でバーデンダー)→→→山岸門人
成川映美<なるかわえみ>(吉崎の元恋人。売れっ子作家。ドラマのオリジナル)→→→→→中村アン
池脇久美子<いけわきくみこ>(商品開発統括部、部長。。八木を忌み嫌い、星名を異常にかっている)→→→杉本彩
市ノ瀬 高史<いちのせたかし>(過去に星名にプレゼンのアイデアを盗まれた)→→→西村元貴
谷山 祥子<たにやましょうこ?さちこ?>(星名の姉)→→→ 星野園美
小野寺 レイコ <おのでられいこ>(星名の大学時代の元カノ)→→→小林恵美
郁美<いくみ>(星名の母親)→→→岡江久美子

きみが心に棲みついた第6回の感想と第7回は?自信たっぷりな美女と気弱な主人公~今クールドラマあれこれ~

【第8話のあらすじ】
ラプワールでは新ブランドの新作発表展示会が行われていた。そこにタレントの山藤アイカ(石田ニコル)が現れた。
彼女とのコラボ企画が立ち上がるのだ。
今日子(吉岡里帆)は胸騒ぎを覚えるが、その予感は的中。
新ブランドを離れてコラボ企画を担当するよう命じられる。
これも星名(向井理)が糸を引いていると気づいた今日子は意を決して「今後一切かかわらないで欲しい」と星名に詰め寄る。
すると、明日自分と付き合ったら関係を終わらせると星名は約束。
新たな一歩を踏み出すため、今日子は吉崎(桐谷健太)に嘘をついてこのデートに臨む。
一方、星名から冷たくされている飯田(石橋杏奈)は、何とかして星名を振り向かせようと彼の母・郁美(岡江久美子)の家を突撃する。郁美を取り込もうとする飯田だが、星名家の壮絶な過去を知り…。
翌日、何事にも動じないと心に決めた今日子だが、星名はあまりにも優しい。
そして星名は「本気で逃げたいなら俺を殺せ」とつぶやく。

(引用元:TBS火曜ドラマ「きみが心に棲みついた」公式サイトより)

<第7回の感想>
つ、ついに今日子のねじねじ巻きがとれましたね!!
吉崎に振り向いてほしいがために、ゲス・牧村の仕掛けたわなにまんまと乗ってしまった為末ですが、これは完全に女を下げましたな。
同じ女性なら、すぐ気が付くでしょうに。
為末は、吉崎の彼女にはふさわしくなく、自爆してしまいましたね。
自分の欲のために、相手を陥れるのは駄目ですよ、バチが当たりますよ、おてんとうさまはしっかりと見ているものです・・・。

今日子の過去を言えない気持ち、もどかしさがよく伝わりました。
普通は言えないのです、完全に癒えて過去のものになるまでは・・。
なので、今日子の苦しみや痛みは今も現在進行形で、今日子の心身を傷つけむしばみ続けているのです。
そのことを理解して、今日子の未来のために、今日子の名誉を守ることを選択し行動する吉崎はやっぱり、
王道少女漫画に出てくる誠実で優しい相手役、なのでした。



一歩どころかかなり前進した今日子ですが、まだまだあやふやで、心がふにゃふにゃと固まっていない今日子に
星名はこれでどうだ!と来週からいよいよ本格的に今日子を仕留めに行きます。
公式サイトのあらすじには↓
【そして星名は「本気で逃げたいなら俺を殺せ」とつぶやく。】
サイテーですね。
今日子の良心をどこまでも利用しつくして、縛り付けておこうとする星名は、一体、何を望んでいるのでしょうか?
やはり、お母さんと重ねているのでしょうか?
それにしても今日子はまだまだ芯がなく、ぶれまくりですね。
優しさだけではなく、時には、譲れない芯の強さを持つことも必要なんですよ!

お嬢様育ちの飯田はすぐに、星名の弱みを見つけ、握り、星名を留めておくために、利用しようとしますね。
そして、だんだんと狂気じみていく気配があります。

星名、飯田は、自分の欲のために、弱みを握り、相手を縛り付け、支配しようとします。
それはもはや、愛とは言えませんね。
相手を思いやり、守り、尊重し、慈しむもの・・。
実は、それが、お互いに相乗効果を生んでいくものなのです。
恋人関係は勿論、家族・仲間・仕事・師弟関係において、です。

吉崎もいっとき、名声や売り出しのために、漫画家・スズキが大切にしている根幹の部分を曲げるように迫り、
逆に、スズキに「これだけは譲れない!」と拒絶されてしまいました。
吉崎は寸でのところで気づかれたんですね。
やっぱり、ムロさん(いやいやそれは中の人)、この作品が訴えたい箇所に今回もズバッと登場です。

相手を思いやり、互いの存在を尊重しあう環境で育たなかった今日子と星名はそんな意味では似たもの同士で、
今日子は吉崎によって、その環境を形成し、はぐくみ始めていきます。



原作を読むと、今日子の母は、今日子にイラつきぶつけている感じで、
星名の母は、息子にはそれなりの愛情がある感じなのですが、ドラマではどう描くのでしょうか?
ドラマの今日子の母は、今日子に愛情が本当にないみたいですね。
愛情の対義語は無関心、なんだそうですが、あまりにもドライすぎるかな?
星名だけではなく、今日子の母親からもさわやかに決別して欲しいですね、今日子には。

今回の終盤に登場した星名の母・郁美ですが、演じる岡江久美子さんが、岡江さんではなく、え?誰?状態で、
今後、岡江さんのビジュアルに戻るのか?気になりました。
で、飯田の表情が何かコワイ・・・です。

不穏な何かがそっとひたひたと近づいてくる・・・そんな第7回でした。

↓もう一つの母と娘です。
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