<キャスト>(敬称略・順不同)
辻沢ハリカ(つじさわはりか)→広瀬すず
林田亜乃音(はやしだあのね)→田中裕子
持本舵(もちもとかじ)→阿部サダヲ
青羽るい子(あおばるいこ)→小林聡美
中世古理市(なかせこりいち)→瑛太
神野彦星(かみのひこぼし)→清水尋也
花房万平(はなぶさまんぺい)→火野正平
青島玲(あおじまれい)→江口のりこ
青島陽人(あおじまはると)→守永伊吹
茉歩(まほ?)→藤井武美
日本テレビ系 水曜日 22時から放映中です。
第8回は、3月7日放送予定です。
【第8回】
亜乃音(田中裕子)の不審な行動を目にした万平(火野正平)は、
ハリカ(広瀬すず)たちとの共同生活を始めてから様子がおかしい亜乃音の行動を観察する。
一方、ニセ千円札を自動販売機に通すことに成功したハリカ、亜乃音、るい子(小林聡美)、
舵(阿部サダヲ)は、理市(瑛太)の主導でいよいよ一万円札作りに取り掛かる。
そんな中、四人は擬似家族のような暮らしに今までの人生で得ることのできなかった張り合いと安らぎを感じて…。
ハリカは彦星(清水尋也)のチャットゲームのアカウントを使って連絡してきた茉歩(藤井武美)に呼び出され、
彦星との関係を詮索される。彦星に思いを寄せる茉歩は、財力のある父親に掛け合って彦星の治療費を立て替えようとしているのだが…。
亜乃音を訪ねてきた玲(江口のりこ)は、自分に会いに来なくなった理市がそこにいることに驚くが、亜乃音が玲と陽人(守永伊吹)を守るためにニセ札作りに巻き込まれているとも知らず、理市との関係を母親として応援してくれない亜乃音に辛く当たる。
そして、完成したニセ一万円札を試す時を迎え四人は緊張に包まれる一方、
亜乃音たちと出会って想像もしない幸せを味わって得をしたと言うハリカの話に、それぞれの思いを馳せる四人だった。
万平が亜乃音の落としたニセ札のホログラムの正体に気づいたとも知らず、四人は出発しようとしていた…。
(引用元:日本テレビ水曜ドラマ公式サイト 「anone」より)
anone(あのね)第6回の感想と第7回へ。距離感の体感温度は?~今クールドラマあれこれ
<第7回の感想>
先週はオリンピックのため、お休みででした。
オリンピックの中継と交互に見るには不向きのドラマでしたので、一週お休みで正解でした。
お休み明けでの放映なのか?内容もいつもよりも濃く深く制作されているような感じで、冒頭から涙腺が崩壊しました。
「我慢できないほどの悲しみは怒っていることにして悲しみを減らす」というようなセリフが冒頭にあり、
もうここで早くも涙腺決壊です。
更に
「いつでも多数派にはなれず少数派。でもウサギを守るためにただ一人の少数派でいる」
そう、いいのですよ、少数派でね。
多数派工作にはもういい加減うんざりですもの、それでどんどんフェイクがあふれかえり、
気が付けば、フェイクだらけな世の中になっているような感じです。
そして、真実を言えなくなり、挙句に締め出されてしまう世の中・・・。
中でも、極めつけは亜乃音さんが「まだ19なんだから、楽しいことをしていてもいい。自分の好きなことをしてもいい」
と言ったのに対して、ハリカはあっさりと「いらない」という処です。
ああ、それはまるでその時の自分の様で・・もう涙がと、止まりません。
私は花粉症の症状が主に目に来るのですが、もう構いません、腫れまくってしまいました。
そして、そのあとに続くセリフが・・・
「本当に大切守りたい約束が生きていて1つあればそれでいい」というセリフがあって、
もう、涙は出るわ、胸がぎゅう・・・・としめつけられるわで、一人でテレビ見ていてよかった・・としみじみ思いました。
19歳の時の自分とハリカが少し重なって、ハリカが何故このようなセリフを言うのかも、ずっとドラマを見ていたのもあって、
とても理解できるし、一方、亜乃音さんの気持ちも非常によくわかります。
娘には、本当に好きなことやって、天真爛漫でいさせてあげたいと思う気持ち、私も同じです。
もし、自分の娘にハリカが言った様なセリフを言われてしまったら、とてつもなく切なく哀しく、
またそのような事を言わせてしまった自分を責めると思います。
心に残ったこのドラマのセリフを毎回ごとに作成して載せている方々も多いので、お時間のある時に調べてみてください。
セリフは勿論、ああ、こんな感じで思っていたんだと自分とはまた違う角度でいろいろと紹介している記事もあります。
自分にとって大切な誰かを守る、という自分の真実な思いに従って行動する登場人物が選んだのが、
にせ札作りとは、あまりにも皮肉な事なのですが、これは犯罪ドラマではないので、ラストにはそれぞれ、登場人物たちが
納得するハッピーエンドであってほしいと切に願います。
勿論、この場合のハッピーエンドは視聴者から見ればたとえバットエンドになってしまっても、
登場人物たちが各々、フェイクな心ではなく、自分の本心に従った上で行動をし、結果、成就する、という意味です。
今回、ハリカがにせ札作りに対して、静かではありますが、確かで強い意思を持って自ら関わっていくさまを
丁寧に描いていることからも、この先が何となくではありますが、うかがえます。
それは、まさに冒頭のセリフの「いつでも多数派にはなれず少数派。でもウサギを守るためにただ一人の少数派でいる」
であるわけなのです。
一つ心配なのは亜乃音さんです。
守ろうとするものが多くて大丈夫なのでしょうか?
亜乃音さん自身をどんどんすり減らしてしまっている様です。
このドラマの主人公の母親とはかなり違いますね↓
きみが心に棲みついた第7回の感想と第8回は?支配と尊重の違い~今クールドラマあれこれ~
話は変わりますが、このドラマで度々出てくる海岸の風景が好きです。
風車と、高くて荒い波が印象で、一見では、風が強く荒涼とした風景なのですが、画質のタッチや良い天気を選んでいるのか
不思議と優しい印象を受けます。
調べてみたら・・・
【茨城県神栖市柳川の日川浜海岸(にっかわはまかいがん)】
とのことです。
更に調べてみると・・・
風車が望める、白い砂浜と眺めの良さが特徴の日川浜(にっかわはま)海水浴場。
海水浴はもとより、サーフィン、釣りなど年間を通して楽しめます。
2015年には海水浴場移転に伴い、新たに駐車場増設・無料化、無料シャワー設置となり、ますます利用しやすくなったそうです。
近くには神栖市営の「日川浜オートキャンプ場」があり、アウトドアレジャーのベースキャンプ地としても最適。
車で5分程度のところには、温浴施設「湯楽々」「ゆ~ぽ~とはさき」があり、レジャー後の疲れをお風呂でゆっくり癒やせます。
近くにあるパワースポットとして、「息栖神社」があり、
その神社は、「鹿島神宮」と「香取神宮」と深いかかわりがあり、東国三社と言われています。
そして、その東国三社のうち他の二社(「鹿島神宮」と「香取神宮」)に比べてより静かで趣がある神社が息栖神社です。
鹿島と香取に祭られる二神が武神でありその神剣であるのに対して、息栖神社は、武神の乗り物であった「天鳥舟」というひかえめな存在。
また井戸がご神体なんだそうです。
(引用元:神栖市観光協会 公式より)
「鹿島神宮」と「香取神宮」はお正月にお参りしました。
香取神宮と鹿島神宮参拝~人生の勝負事や合格祈願にもお勧め?
少々話がそれてしまいましたが、来週はにせ札のデモ札作りに成功し、いよいよ本格的ににせ札作りを始動させていきます。
同時に早くもほころびや始動を阻止しようとする動きも出始めます。
4人の行く末は一体どうなるのでしょうか?
タオルを用意して来週を待ちます。