矯正歯科、小児から通っています~小学3年生から、現在中学生

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子供が矯正歯科に通いだしてから早5年が経過しました。

乳歯の頃、綺麗な歯並びでしたが、、実は乳歯だけの頃は、歯と歯の間には隙間があった方が良いとの事で、
永久歯に、生え変わってきた年長~小学2年生の頃にレントゲン撮影をして、経過観察し、
何本か出そろった小学3年生から歯の矯正を開始しました。

乳歯だけの頃、隙間のない綺麗な歯並びだと、乳歯より幅がある永久歯の生える場所がなくて、狭いところに無理やり生えて、
結果的に歯並びがガタガタになってしまうのです。
歯並びがガタガタだと、歯磨きが十分に行えず、結果的に虫歯になりやすく、歯周病にもかかりやすくなり、租借もうまく行えず、
歯がもろくなりがちで、最終的には、比較的若くして歯を失いがちになりやすい・・との事です。

年長時にレントゲン撮影をした画像を見たとき、既に歯茎の下には永久歯が綺麗に埋まって、並んでいました。
この時点で、歯の欠損の有無がわかるそうです。
親知らず以外の永久歯が将来かけることなく生えることが判明しました。
画像を見ると、まるで、生えてくるその時を今か今かと待っているようで、何だかとても感動したのを覚えています。
子供の成長は尊いものですね。
同時に、永久歯の生える場所が狭く、歯科矯正の必要性がわかりました。

通院している歯科では、歯の生え方の状態にもよりますが、早くても小学生から、ということで
小学3年生の時に歯科矯正を開始し、料金は小学生までが子供専用料金ということで、最初に支払う額が30万円と消費税、
それとは別途に毎月の通院時に3000円と消費税でした。
矯正歯科は当然、保険適用外の自由診療で、料金体系はそれぞれの歯科クリニックによって大きく異なります。

改めて、レントゲン撮影をして、歯型を取り、まずは、永久歯が生えてくる場所作りとして上下の装着器具を作製してもらい、
基本的に24時間装着となりました。
装着器具も、はじめは緩く、慣れたらだんだんときつく調整をしていきました。
この段階では毎月1回通っていました。

子供は小さいときは、顔の形が逆三角形でしたが、だんだんと丸顔になってきて、中学1年生の時点では、すっかり丸顔でした。
永久歯がだんだんと生えそろってきた小学4年生後半辺りから、歯並びのために専用のワイヤーで歯と歯の連結を行い、
その上に例の装着器具を使用します。
この歯の連結を行ったときは10日間位痛みが生じ、眠れない日々が続きましたが、ほどなく慣れました。
でも、慣れたころにまたワイヤーを強化させるので、歯の痛みは断続的にしばらく続きました。
そして、食べる際にも、慣れるまでは違和感しかなく、高齢者の食事のような、柔らかく、小さく切ったもの、のどごしが良く負担にならないものなど、調理法に工夫が必要でした。
わざわざ、高齢者用の料理本を買って研究しました。
また、奥歯には装着器具を固定させる留め具を付けました。
この奥歯の留め具が、口の内部にあたり、よく口内炎を引き起こしてしまい、きちんと食事が出来ない時も度々ありました。
したがって、栄養価が高く、消化の良い料理を心がけていました。
そのせいなのか?、間食もほとんどせず、大食漢でもないのに極めて健康的な体型で、
逆に少しダイエットしてもいいんじゃない?という程です。

そして、矯正歯科を行っているときに最も注意しなければならない大切なことがあります。
それは、決して虫歯にはさせないことです。
特に、ワイヤーで連結を行った後に虫歯になってしまったら、そのままでは虫歯の治療は行えず、ワイヤーを外さなければなりません。
そうなれば、矯正は行えず、ストップしてしまい、それだけ矯正歯科の治療が延びてしまいます。
そのため、3か月に一度の定期検診は欠かさず通っていました。
虫歯になりかけの段階ならば、ワイヤーなどの固定具を外さなくとも治療が行えるので、その段階で虫歯を治してもらいました。
あと、いかに口の中を清潔に保つかが必要なので、特に、素人ではなかなか磨けない箇所も定期健診で磨いてもらってました。
なお、普段の仕上げ磨きは、小学校高学年になっても、親の私が行っていました。
ちなみに歯ブラシは、小回りの効くコンパクトなサイズで、ブラシ部分の毛が柔らかい乳児用の物を使用していました。
間食をしないのは、一連の歯のメンテナンスのせいかもしれません。
なにせ、食べたら、飲んだら、歯を洗浄しなくてはならなかったのですから。

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ワイヤーの強化が最大になるまでは毎月通い、強度最大で安定した頃は2か月に一回の間隔で通っていました。
子供は歯の生え変わりが遅い方でしたので、ワイヤー強化のマックスは小学6年生の頃でした。
ワイヤーを強化するたびに、慣れるための痛みがあったので、慣れるまでは不眠と食欲低下がありました。
幸い、中学受験はしなかったので、勉強には支障が出ませんでした。
中学受験をなさるお子さんにとっては、矯正歯科のタイミングが、より重要になるかもしれませんね。

小学生も終わりを迎えるころに、小学生の矯正歯科も終了、となるのですが、
困ったことに、親知らずの一つ手前の第二大臼歯が一本も生えてこず、小学6年生の2月ころにようやく2本生えてきたのでした。
が、そのうちの一本が捻じれている状態でしたので、延長となり、追加料金を支払って矯正歯科の治療を引き続き行うことになりました。

通っている歯科では、永久歯が全て生えそろった中学生から始めている方も多く、その場合、大人料金ということで、
一括の費用が50万円と消費税、通院時には5000円と消費税が別途かかります。
でも、私の子供の場合は、子供矯正歯科の治療の延長、ということで、通院時にはこれまで通りに3000円と消費税、追加料金は
大人料金との差額代金20万から捻じれて生えてきた歯1本分5万円と、
まだ生えていない2本の歯の経過観察分5万の合計10万円と消費税を支払いました。

捻じれている歯の矯正のために、ワイヤーもまだ外せず、続行です。
ちなみに、通院している歯科では、
小学生のうちに全て永久歯が生えそろったお子さんは、歯並びメンテナンスのために、中学生の間は通院し続けます。
ワイヤーはすべて外し、奥歯の固定具も外し、装着器具のみ装着し、それも中学1年生は24時間だけれども、中学2年生以降は夜の就寝時だけ装着し、通院間隔も2~3か月に1回と空けていき、中学卒業と同時に矯正歯科の治療も終了、という流れになります。

子供は中学1年生まではほぼ毎月通院し、中学2年生になったころ、ワイヤーを外し、中学2年の夏ごろに奥歯の固定具も外し、
装着器具は現在は、夜間のみつけています。
最初にワイヤーを外した時には、「わあ、歯が軽い!」と大喜びしていました。
小学4年生の頃から、4年間もの間ワイヤー装着でしたからね。
現在は、3か月に一度の通院になっていましたが、今年に入って通院した結果、次回は半年後となりました。
第二大臼歯は右上の歯1本のみ、まだ生えていません。
概ね、親知らず以外の歯は、生えそろってもおかしくない年齢ですが、個人差がかなりあって、
中には高校生になってようやく生えてくるケースもあるとの事です。

固定具が外れ、装着器具も夜間のみになった現在は、顔の形がまた丸顔から若干逆三角形に移行しつつあります。
どうか、右上の第二大臼歯がまっすぐに生えてきますように・・・。

参考:日本小児歯科学会、EPARK歯科