きみが心に棲みついた第9回の感想と第10回(最終回)は?原作最新42話も。~今クールドラマあれこれ~

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今週、第9回が放映されましたね。
第9回の感想と第10回(最終回)のあらすじです。

<キャスト 一覧>(順不同・敬称略)
小川今日子<おがわきょうこ>(主人公・下着メーカー材料課勤務、あだ名はキョドコ)→→→吉岡里帆
星名漣<ほしなれん>(主人公にトラウマを植えつけた人物)→→→向井理
吉崎幸次郎<よしざきこうじろう>(出版社勤務・パガヅン編集者)→→→桐谷健太
スズキ次郎(吉崎が担当する漫画家)→→→ムロツヨシ
堀田麻衣子<ほったまいこ>(下着メーカー・デザイナー勤務、主人公の良き理解者)→→→瀬戸朝香
八木泉<やぎいずみ>(下着メーカー・デザイナー、堀田の同期)→→→鈴木紗理奈
飯田彩香<いいだあやか>(主人公の同僚・下着メーカー材料課勤務)→→→石橋杏奈
白崎達夫<しらざきたつお>(下着メーカー・材料課課長)→→→長谷川朝晴
為末れいか<ためすえれいか>(「パガヅン」編集者、吉崎に思いを寄せる)→→→田中真琴
牧村英二<まきむらえいじ>(唯一、星名の過去を知る。大学の同期でバーデンダー)→→→山岸門人
成川映美<なるかわえみ>(吉崎の元恋人。売れっ子作家。ドラマのオリジナル)→→→→→中村アン
池脇久美子<いけわきくみこ>(商品開発統括部、部長。。八木を忌み嫌い、星名を異常にかっている)→→→杉本彩
市ノ瀬 高史<いちのせたかし>(過去に星名にプレゼンのアイデアを盗まれた)→→→西村元貴
谷山 祥子<たにやましょうこ>(星名の姉)→→→ 星野園美
小野寺 レイコ <おのでられいこ>(星名の大学時代の元カノ)→→→小林恵美
郁美<いくみ>(星名の母親)→→→岡江久美子

きみが心に棲みついた第8回の感想と第9回は?女子こそ味方につける!~今クールドラマあれこれ~

【第10話(最終回)のあらすじ】
 星名(向井理)への依存を理由に吉崎(桐谷健太)にフラれた今日子(吉岡里帆)だが、
落ち込むことなく仕事に奮闘する。
星名は帝光商事に戻され謹慎処分に。それ以降、今日子のもとに連絡はなかった。
そんなラプワールに星名の母・郁美(岡江久美子)が倒れたという連絡が入る。
姉・祥子(星野園美)によると星名とは連絡がつかず帝光商事にもつながる人間がいないという。
不安を感じた今日子は、郁美が入院する病院を訪れ、郁美から星名の生い立ちを聞かされる。
 一方、今日子と別れた吉崎は何故か星名のマンションを訪れていた。
吉崎は星名が今日子に依存していることを指摘し、解放して欲しいと頭を下げる。そして…。
(引用元:TBS火曜ドラマ「きみが心に棲みついた」公式サイトより)

<第9回の感想>
最終回に向けて、伏線回収、と言う処でしょうか。
原作と違って、飯田はあっさりとふっきれたようでしたが、これはこれでいいと思います。
飯田は元々日の当たる側の人ですから、ふっきれれば強いと思います。
これで、仕事や恋のキャリアを磨いてほしいですね。
原作は、もう・・・飯田さん、痛々しいですから。
オリジナルキャラの成川映美も伏線回収となりました。
当たり前の様に、いいとこどりをしようとしたけれども、少女漫画の王道の「吉崎」さんには通用しませんでした。
華を添える意味では、オリジナルキャラとしては、まあ、よかったのではないでしょうか。
華やかでいいとこどりではありますが、まっすぐなので、
ストレートに告白して、降られても素直に受け止める・・・・引き際もよろしいです。
今日子も、星名に、このような態度をとれたらいいのですが、まだ、うだうだしていますね。
これでは、吉崎が離れるのも無理はありません。
今日子は無自覚ですが、いいとこどりなのです、しかも、陰で、じめっとした。
だから、周囲がいらいらしてしまうのです。
今日子の実の母とのエピソードはほんの少ししか出てきませんでしたが、
今日子側からみた、母への決別のシーンなので、、故にほんの少しだったのですね。
勿論、今日子の母はあのエピソードだけを見ると、クズですが。
実は、今日子が自分の身近な苦手な相手に似ていて、どうしても受けいれられないとか、
もう少し、丁寧に描いてほしかったのですが、取ってつけたようで残念です。
今日子の性格の根深いところに関わってくるはずなのに、さらっと軽すぎて、
今日子のキャラクターも薄まってしまったようです。
もう少し、時間をかけてほしかったです。
あと、今日子の母を演じる中島ひろ子さんは、アシガールのヒロイン・唯のお母さんも演じていたので、
私の脳内では、「えっ、違う。唯のお母さん~!」と思ってみてしまいました。
開業小児科医で、性格は非常にさばけていますが、子供の唯や尊をとても愛しており、
なかなかのナイスガイぶりなお母さん役を好演しています。

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あと、今は、私も親の立場なので、言わせてもらうと、
子供をどうしても愛せなくて、自分の子供に冷たく接したり、子供を傷つけてしまうお母さんは確かに存在しますが、
そうしたお母さんも「ただ嫌いだから」「いらいらするから」だけではなく、お母さんなりの葛藤や
「どうして私は、自分の子供に対して辛く当たるのだろう」と悶々と悩みを抱えて、苦しんでいる事も多々あるので、
余計に、今日子と母親のエピソードを丁寧に描いて欲しかったです。
あれじゃ、まるで、童話・シンデレラに登場する、シンデレラの継母みたいですから。
逆に、そうした母親であるにも関わらず、その母親に育てられた今日子は、優しくて強いですね。
今日子自身が、自分の強みでもある、誰よりも優しく、誰よりも強い心を持っていることを自覚したら、
今日子の成長物語として、ハッピーエンドになりますね。
ただ、だからといって星名とは一緒にはなってほしくないし、たぶんならないのではないか、と思います。
もし、一緒になってしまったら、別の「あっそっち系統のお話だったのね」と思います。

今日子と星名はある意味、似たもの同士で、この世の中を共に渡っていく同志みたいな関係だと感じるのですが、
お互いのミッションを無事、クリア出来たら、共に喜びを分かちあって、
「よく、がんばったね。これからがお互いの人生だ!」というような事を確認しあって、
それぞれのドアを開けて、次のステージに行くような・・・そんな終わり方を期待してしまいます。
(なんかの歌の歌詞みたいになりましたが)
さて、来週は最終回ですが、果たして、今日子の出した答えはどちらなのでしょうか?
星名との関係から、卒業して、新しい門出の始まりになるのでしょうか?それとも・・・?あるいは・・?
間違っても、吉崎が、星名を・・なんて事にはならないように。

このように、ドラマの星名は、救いのようなものがあるのですが、原作は、本当にエグイ・・・です。
以下、原作の最新話のあらすじをざっくりと記しました↓↓↓



↓↓原作・最新話・S42話↓↓↓
星名・星名のお母さん・飯田の3人が会って会食しています。
そこで、何と、星名が衝撃の発言をします。
そのセリフからは、まるで本当の犯人は自分で、母親は自分をかばったに過ぎないと・・・。
それでも、殺人犯の自分と結婚する気はあるのかと尋問します。
衝撃を受けた飯田に更に追い打ちをかけるように、これでもか、くらいに飯田に対して、人格攻撃となる暴言を言い放ち、
「視界から消えろ、あばずれ女」と言うのです。
そして、ワインを飯田の頭からかけてしまうのでした。
止めようとする星名の母親にも暴言を吐きまくります。

・・・ここまできたら、もう心の病の疑いが濃厚なので、速やかな受診をお勧めします!
飯田には、名誉棄損罪で訴えてもいいよ!と、声をかけてあげたいですね。

漫画・単行本の「きみが心に棲みついたS」の7巻が3月16日に発売との事です。
漫画の最新話は、恐らくは次の8巻に収録されるとのことです。
・・・という事は、原作はまだもうしばらくは続くのですね。
漫画とドラマはどうやら違った展開になりそうですね。

こちらもいよいよ最終回です↓↓
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