花粉に効く薬と眠くならない薬の比較ランキング2022

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上記表は、花粉症緩和のアレルギー薬の強さ・効き目と、主な副作用の眠気をわかりやすく比較イメージにしてみたものです。

薬には効果(ベネフィット)だけでなく、副作用(リスク)もあります。
まず、画像(図表)の味方ですが、クラリチンはなんだか効き目が弱いように見えるかと存じます。
しかし、治療薬として承認されている医薬品ですので、効果がないと言う事はありません。
効き目が軽いほうが、自分の体に合っていると言うケースもあり得ますので、あくまでも「目安」としてご覧いただけますと幸いです。

ポララミン

ポララミンは発売が1964年と少し古い時代の「第1世代抗ヒスタミン薬」で、副作用も多いため、今ではあまり処方されることはありません。
ただし、風邪に伴う鼻水に保険適用されるなど、妊婦さんにも比較的安全と言う事で、稀に処方される場合もあります。
※第2世代抗ヒスタミン薬は、風邪の鼻水は保険適用外。

アレロック

アレロックはオロパタジン塩酸塩が主成分の第2世代抗ヒスタミン薬で、効果も副作用も強い薬で、2001年発売です。
効果があると言う事は、眠気も出やすいと言うのがアレルギー薬の特徴ですので、注意は必要です。
アレロックと同じ成分の市販薬は執筆時点ではまだ発売されていませんので、処方薬のみとなります。
ジェネリック薬は「オロパタジン塩酸塩」と言う名称になります。
アレロックは効果が強いですので、どちらかと言うと重症の患者さん向けです。
花粉症状の度合いにより、効く薬、弱い薬など選択した耳鼻科医師などの判断は、基本的に尊重した方が良いでしょう。
ただし、効き目が強すぎるような時や、眠気がスゴイ時には、医師に相談して、少し弱めの薬を出してもらったりすると良いかと存じます。

ジルテック

ジルテック(zyrtec)は、第二世代抗ヒスタミン薬で、1998年に発売されている、セチリジン塩酸塩を主成分として花粉症の薬です。
ジェネリック薬は「セチリジン塩酸塩錠」と言う名称で、各医薬品メーカーから発売されています。
即効性と持続性もある薬なので、大人であれば1日1錠が基本です。
ただし、予防効果はあまりないとされていますので、花粉症状が出てからの服用開始が良いでしょう。
ジルテックの市販薬としては下記の2種類があります。

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ザイザル

ザイザルは、グラクソ・スミスクライン社製の抗ヒスタミン薬で、2010年12月10日より発売開始された比較的新しい薬です。
強力な花粉症薬に「ジルテック」がありますが、その眠気作用がを抑えた改良薬として開発されたと言う経緯があります。
眠気が完全にないと言う事ではなく、眠気を抑えるため、効き目を少し弱くしたと言えるでしょうか?
即効性が高く、鼻炎の症状がでてからでは最適です。
ザイザルの主成分はレボセチリジン塩酸塩で、処方薬のみとなっており市販薬は発売されていませんので、ドラックストアでは売ってません。
病院で処方してもらいましょう。
持続性もあるので、ザイザルは大人であれば1日1錠となります。
飲んでから約1時間後には効果が出ます。

タリオン

タリオン(talion錠)は、ベポタスチンベシル酸塩を有効成分とした第2世代抗ヒスタミン薬で、田辺製薬から2000年10月に販売開始されました。
特許期間中のため、執筆時点ではまだジェネリック薬品もありません。
しかし、薬価は発売当初より値下げされています。
比較的即効性もあるので花粉症の症状にはよく処方される薬となっています。
スイッチOTC医薬品である「タリオンR」「タリオンAR」の2種類が2017年にも新発売され、ドラックストアでも購入できるようになる見込みです。
ただし、要指導医薬品に分類されるので、薬剤師の説明が義務付けられているので、レジで簡単に購入できると言う市販薬にはしばらくはなりません。

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アレジオン

アレジオンは1994年発売で、第2世代抗ヒスタミン成分のエピナスチン塩酸塩を配合したアレルギー専用の鼻炎症状改善薬ですが、ちょっと特殊です。
通常の花粉症薬にある選択的H1受容体拮抗作用だけでなく、ヒスタミン及びSRS‐A遊離抑制作用もあるため、症状の予防効果と抑制効果の両方が期待できます。
アレジオンの市販薬は、エスエス製薬から発売されています。
くしゃみや鼻水に効果が高く、鼻づまりにもそこそこに効きます。
効果が穏やか分、副作用も少ないと言えますが、もちろん注意は必要です。
作用や効果は下記のアレグラと差はないとされています。

アレグラ

アレグラは2000年発売の第二世代抗ヒスタミン薬で、成分名はフェキソフェナジンとなります。
抗ヒスタミン作用、抗ロイコトリエン作用、抗ECP作用など様々な作用があります、
眠気などの副作用は少ないとされますが、もちろん個人差はあります。
作用や効果については、上記のアレジオンと、ほとんど差がないとされています。
眠気が少ない分、効き目は若干弱いです。
久光製薬より市販薬も発売されています。
添付文書に「眠気を催す」と言う記載はありません。

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エリアス

エリアスの主成分はデスロラタジンで、アメリカにおける抗アレルギー剤のトップ製品となる「クラリチン」の改良追加新薬となります。
花粉症の予防にも使用できる長時間持続タイプで、効き目が早く、眠くならないのが特徴です。
ジェネリック医薬品も発売されています。

クラリチン

クラリチン(clarityne)はの主成分はロラタジンで、2002年発売です。
1日1回の持続性タイプです。
添付文書に「眠気を催す」と言う記載はありません。
スイッチOTC(市販薬)が承認され、2017年にも大正製薬より新発売される見込みです。

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そもそもアレルギー薬の「眠気」とは?

小生が経験した眠気の話となりますが、アレルギー薬を飲んでから、数時間経過後に、スゴイ眠気が襲ってくる場合があります。
これは、薬が効いている証拠でもあるのですが、もちろん「副作用」によるものです。
目を開けていようと思っても、閉じてしまうと申しましょうか?、眠くなってしまうのです。
そのため、本当に自動車などの運転や、高所作業などをする場合には、薬を飲んだら運転しないなどの「注意」が必要です。
自分の命に関わります。

しかし、毎日の薬の投与で、ある程度、アレルギーに対しての体の準備が整ってくると、眠気も収まってくると申しましょうか?、睡魔が襲わないようになってきます。
これは、恐らくは、薬のおかげで、体の状態が安定化したためだと推測します。
そのため、薬を飲んでいる花粉症の長い期間、ずっと眠いと言う事にはなりにくいです。
ただし、花粉が大量に飛んだ際などには、薬が効くので、そんな時には眠くなることもあります。



他にも喉がすごく乾くと言う場合もありますが、もちろん副作用には体質や体調も関係しますので「個人差」があります。

そのため、花粉症の症状が出る前から、予防的に服用開始することで、花粉症の発症を防いで、副作用も軽減させる方法も良いかと存じます。

アレルギー薬は「太る」?

抗ヒスタミン剤はヒスタミンを抑制する作用があります。
ヒスタミンは、そもそも食欲を抑えてエネルギーを消費する作用があります。
そのヒスタミンを薬で抑えてしまうため、結果として体重増加につながる場合があります。

市販薬を購入する際には薬剤師に相談し、症状に合った薬を選びましょう。

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