花のち晴れ〜花男 Next Season〜第3回は庶民狩りで音が大ピンチ!第2回の感想は品格の大切さ。

「花のち晴れ〜花男 Next Season〜第3回は庶民狩りで音が大ピンチ!第2回の感想は品格の大切さ。」のアイキャッチ画像

第3回の「花のち晴れ~花男 Next Season(はなのちはれ~はなだんねくすとしーずん)」は
5月1日(火曜)午後10時からTBS系列にて放映予定です。

<キャスト>(順不同・敬称略)
江戸川 音(えどがわ おと)<杉咲 花>
神楽木 晴(かぐらぎ はると)<平野紫耀(King & Prince)>
馳 天馬(はせ てんま)<中川大志>
平 海斗(たいら かいと)<濱田龍臣>
西留 めぐみ(にしどめめぐみ)<飯豊まりえ>
真矢 愛莉(まや あいり)<今田美桜>
成宮 一茶(なるみや いっさ)<鈴木 仁>
栄美 杉丸(えいび すぎまる)<中田圭祐>
紺野 亜里沙(こんの ありさ)<木南晴夏>
馳 美代子(はせ みよこ)<堀内敬子>
馳 一馬(はせ かずま)<テット・ワダ>
小林 孝蔵(こばやし こうぞう)<志賀廣太郎>
馳 利恵(はせ りえ)<高岡早紀>
神楽木 巌(かぐらぎ いわお)<滝藤賢一>
江戸川 由紀恵(えどがわ ゆきえ)<菊池桃子>
メイド頭・タマ(めいどがしらたま)<佐々木すみ江>
秘書・西田(にしだ)<デビット伊東>
江戸川 誠(えどがわ まこと)<反町隆史>
近衛仁(このえじん)<嘉島陸>
(引用元:TBSドラマ公式サイト(花のち晴れ~花男 Next Season〜)より)

【第3回のあらすじ】
江戸川音(杉咲花)は”隠れ庶民”!」
英徳学園の生徒全員のスマホにメッセージと画像が届いた。
神楽木晴(平野紫耀)から「お前は庶民狩りをしない」と言われ、
ほっとしたのも束の間、全校生徒に”隠れ庶民”であることを知られ、
音は絶体絶命!このメッセージが晴の仕業だと思いこんだ音は、深く傷つく。
一方、晴はこれまで庶民狩りをしてきた“C5シーファイブ”としての自分と
、音を救いたいという想いのはざまで思い悩んでいた。
翌日、英徳学園に退学届を出す決意を固めて登校した音は、生徒たちにとり囲まれてしまう。
騒ぎを聞きつけてC5の面々が駆けつけると、
そこには、突き飛ばされ、土下座させられた音の姿が!晴は、音のもとに駆け寄ろうとするが、
生徒たちの人垣に阻まれてなかなか前へ進めない。
まさに音にバットが振り下ろされようとした時、馳天馬(中川大志)が現れて…。
(引用元:TBSドラマ公式サイト(花のち晴れ~花男 Next Season〜)より)
花のち晴れ〜花男 Next Season〜第2回はどうなるの?及び第1回の感想、原作読みました!
【第2回の感想】
さて、2回目です。
晴役の平野さん、少しコミカルな部分が出てきて、硬さもややほぐれてきて、
見ているこちらもコメディーの部分は楽しめました。
音役の杉咲さん、「花男」のつくしと大きく異なる処は、
「元・お嬢様」という部分なんですよね。
しかも、お母さまが菊池桃子さんが演じられている通り、
ふんわりとして品があって、性格も春の日差しの様にほのぼのとしているので、
当然、音にもそうした振る舞いが求められます。
そんな意味では生まれてから根っからの「庶民」のつくしとは演じ方がかなり違って、
しっかりものではあるけれど、品の良さも求められるのです。
第2回を見た限りでは、私も根っからの庶民なので、
その立ち居振舞いには、その差異がよくわからなかったのですが、
丁寧な動作を心がけてはいるな~と感じました。
あと、表情ですね。



「元・お嬢様」⇒「庶民」の音なので、感情の赴くままストレートには表現できないと思うのです。
「花男」のつくしが雑草魂の様な「たくましさ」なら、
音は、柳の様な「しなやかさ」かなあと思うのです。
これは、原作の漫画では、表現が難しくて、私が読んだ時には、
残念ながら、伝わってこず、実写となって
女優さんがその役を演じることによって初めて出てくるのかな・・と思うのですが、
漫画でもそうした表現が伝わるものもあるので、こればかりは何とも言えません。
例えば森薫さん原作の「乙嫁語り」に出てくる女性たち。
正に「みんな違ってみんないい」状態です。
あと、お嬢様(どころかお姫様!)なのですが、
芯が強くて賢くてもちろん品があってしなやかだなと思うのが
岩本ナオさん原作の「金の国水の国」に出てくるヒロインですね。
ちょっと、横道にそれてしまいましたが、
今は「庶民」であっても「元・お嬢様」の音は
「品格」の良さを備えていることが重要だと思うのです。
馳天馬役の中川大志さんは安定ですね。
この人ならついていける、という雰囲気を十分に醸し出しています。
背筋もきちんと伸びていてきらきらしていて正統派の王子様です。
愛莉は、今のところは原作の方が「お嬢さま」ときらきら感を感じています。
愛莉役の今田さん、もっときらきらしてもいいと思います。
もう、主役の音を食っちゃうくらいに。
愛莉の良さは、まぶしい位の華やかさだと思うので、
見た目の華やかさと心の闇のギャップが今後ひとつの大きなカギとなっていくので、
もっと華やかにしちゃっていいと思いますよ。
だた、動作はぴんと美しく!
平海斗役の濱田龍臣さんは、なんか役をいろいろと考えながら、
出来るだけ、特定のカラーに染まらないように演じている風に見えます。
原作でも、中々胸の内を描写するシーンはないし、
まだ物語は続ているので「海斗」自身が何者なのか、
そもそもまだよくわからない・・・なんてことがあります。



親世代にいきまして・・・
天馬の継母役の高岡早紀さんも安定の存在感をだしていていいですね。
今後、二人の仲を機会があれば引き裂く気まんまんなところがいいです。
晴の父親役の滝藤賢一さん、よくお顔を拝見するとパーツが似ていて本当に親子みたい?です。
現在、キャラは全く違いますが、某国営放送の朝ドラでも父親役をされていますね。
親世代ではないのですが、
バイトの先輩・紺野役の木南晴夏さん、
懐かしの「ご近所にいる世話焼きさん」みたいですね。
音の日常生活を送るための「指南役」なのですが、
まるで、ご近所、それも関西圏にいる世話焼きおばちゃんみたいで、
木南さんが登場すると、ごくごくご近所のささやかな物語と化します。
見た目は若いですが、中身は人生を味わいつくした大先輩の様にも見えて、年齢不詳です。
何物にも属さない、肩書もない、名もない、
大地にしっかりと根をはって生きている市井のフリーダムな人物としての
ある意味象徴的なキャラクターなのでしょうね。
と、気になったのが、このドラマを見ている年齢層です。
ジャニーズである平野さんファンは別として、
若い人は少なく、案外年齢層は高いのかしら?
子供の場合を見ても、
学校生活(部活含む)に塾に習い事と、
いっぱいいっぱいでテレビを見る時間すらありません。
友達同士で話題になったものを動画配信でチェックはしているみたいですが、
(だから毎晩、まだまだスマホを見ていたい子供と早く寝かせたい母との攻防戦が勃発します)
リアルタイムでテレビを見ている・・事がほとんどありません。
アラフィフの私も、リアルタイムでなんかほとんど見ないし、
働き盛りでもっと若い世代も忙しすぎて、
ゆっくりテレビ~なんて見れる人々は少数だと思うのです。
それでも、ドラマの評価として「視聴率」がやんやと言われるのですから、
作り手側は、大変だなあと思います。
やんやいって評価する側が、時代に追いついていないような‥感じさえしてしまいます。
次回は、序盤のクライマックスですね。
音が勇者である王子様に救われ、お姫様抱っこされるという少女漫画王道のお話です。
でも、この物語は今は「ジャンプ」系の漫画媒体で配信連載されているんですよね。
ウィキペディアで調べると、現役中高生だけではなく、30代までターゲット対象とのことで、
リアル世代で「花男」にはまっていた女子層も取り込みたいんだと納得です。
「ワンピース」の読者だって40代の男女もしっかりいますからね。
さて、来週は見なくては!
花のち晴れ〜花男 Next Season〜第4回は愛莉のせつない想いとデビルな行動。第3回の感想は何故か大河ドラマ「西郷どん」。