過度な安売りを規制する改正酒税法など施行されて、ビールが高くなったなんて言われていますが、そんなピールの話題でも今回は「ビール券」です。
ビール券と言う商品券は、日本にある商品券の中でもちょっと特殊です。
しかし、その中身を理解しておくことで、うまく利用できますで、ビール券の使い方をまとめておきたいと思います。
ビール券
ビール券には大きく分けて2種類あります。
・ビール券・大瓶2本
・ビール券・缶2本
前者は、ビールの大瓶633mlを2本と交換できるもので、後者はビール缶350mlを2本と交換できると言う趣旨のチケットです。
ただし、実際問題、ビールの大瓶なんて最近は売っているのを捜す方が大変ですよね?
そのため、その種別にはあまり関係なく、販売店では臨機応変に対応してくれるのが通常となっています。
要するに、そのビール券の価値(値打ち)分の代金を引いてくれるような感じでして、別に500mlの缶を買ったとしても適用されて、そのビール券の代金分を引いた差額支払いで大丈夫なケースが多いです。
もともとビール券のコンセプトは、通常の商品券と違います。
普通の商品券は、額面が1000円だとしたら、その商品券を購入する際の支払額は1000円で、実際に商品を購入する際に商品券を使用した場合1000円分として使えます。
しかし、ビール券は異なります。
ビール券・大瓶2本を1枚購入する際の支払額は784円ですが、実際に商品券として使える額は-60円の724円です。
ビール券・缶2本を1枚購入する際の支払額は539円ですが、実際に商品券として使える額は494円と、-45円です。
下記のように実際にビール券に使える額が印字されています。
なお、ビールはディスカウントストア、スーパー、街の酒屋さん、コンビニ、ドラックストアなど色々なお店で売られていますが、販売している店舗であれば、概ね、ピール券は使えます。
もちろん、お店によっては事情があってビールの販売をしていても、ビール券が使えないところもありますので、確実に使いたい場合には事前にレジなどで聞くと良いでしょう。
なお、下記のようなパターンがありまして、どのパターンが適用されるかは、そのお店次第といったところですが、標準的な内容は下記のとおりです。
・ビール以外のお酒類でもOKだが酒類以外の代金には適用されない
・お釣りは出ない
例えば、ビール1本だけカゴに入っていれば、あとは他のお菓子や食料品で合計1000円となった場合、ピール券(大瓶2本)1枚出すと、724円引いて、差額の276円支払いで済むと言う店舗もあります。
しかし、だいたいは、ピール券(大瓶2本)1枚で、ビールなど酒類を724円以上買わないと、お釣りも出ないと言うケースが多いと思います。
前述のとおり、そのお店によって対応が異なります。
同じ系列であっても、店舗の方針によって対応が違うと言う事ですので、東京のお店では大丈夫だったけど、同じ系列の大阪のお店はダメだったと言う事もありますので、同じ系列でも店によって違う事をご確認申し上げます。
昔は大丈夫だったお店でも、今度行った時には方針が変わっていて、対応内容が変わっていた言う事もありますので、怒ったりしないようにしてくださいね。
もっとも、東横インのように、ホテルに宿泊する場合に、ビール券を出すと、その分、宿泊費に充当できると言うところもありますので、一概には言えないのですが、お店により柔軟に対応してくれていところもあれば、きっちり対応のところもあります。
あと、最近のビール券は有効期限がありますので、もちろん、期限切れのチケットは利用できませんので、早めに使っちゃったほうが良いです。
オーケーストアでビール券を使う
首都圏では庶民の味方となっているスーパー「OKストア」で実際にビール券を試しに使ってみました。
オーケーの場合には、ビール券は使えます。
ビール以外の酒類でも大丈夫なようですが、アルコールではない一般品にはそのビール券は適用できないようです。
また、お釣りは出ませんので、ビールなどの酒類をビール券・大瓶2本だったら724円以上になるように買わないと、損してしまいます。
不足する差額は現金払いできますが、オーケー会員の3%割引は無いようです。
商品をスキャンしている途中で「ピール券も使いたい」と申し出ましたら、なんでも、酒類との清算を別々にしなくてはならないようでして、既に読み込んでもらったビールを取消処理となりました。
要するにビール券を使うビール・お酒は別会計で、ビール券処理すると言う感じです。
そのため、レジで最初に「ビール券で」と申し出た方が無難なようです。
なお、同じオーケーでも私が利用した店舗の話でして、他の店舗では対応内容が異なる場合も考えられますので、ご確認申し上げます。
以上、自分から進んでビール券を買って、ビール購入時の精算で使いたいなんて、とても思わないビール券ですが、困ったことに、贈答品として頂くケースがあるんですよね。
面倒な場合には、金券ショップで買い取りしてもらって換金した方が手っ取り早いのかも知れません。