子育て中パート40代主婦でもFP合格出来た秘訣~ファイナンシャルプランナー2級編

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ファイナンシャルプランナー3級合格編の続編です。
2016年5月に3級の試験を受けて半月あまり。
講師から連絡があり、2月開講のFP2級講座を受けてはどうかとのこと。
まだ、ファイナンシャルプランナー3級の合否もわからない状態でしたが、お試し期間として2016年6月半ばより受講を開始し、
正式に2016年7月より半年の受講として45000円を支払いました。
2月開講の2級講座は秋の試験を目指す方々のための講座でした。
その次の2級講座開講は10月予定であったため、春に受検した受講生が3級に引き続き2級を勉強しようとした際、
ブランクが発生してしまうための救済措置でした。
もちろん、独学で頑張るわ!という考えも無きにしも非ずでしたが、3級と2級の難易度には開きがあるため、
開講場所や受講日時などの通いやすさや料金の事を鑑み、受講するに至りました。
そして合否が出た7月より料金を支払い、正式に受講開始となったのです。



金融資産運用の途中から受講したため、なんのこっちゃ?というのがまず感じた事。
これはきちんと学習しないと、すやすや~ウトウトするお休みタイムに成り果て、時間とお金のムダになるぞと実感しました。

2級の講座で使用したテキストは「一発合格 FP技能士完全攻略テキスト 2級」(ナツメ社)でした。
問題は3級の講座時に使用したきんざい発行のテキストにあったスマホ対応のデジタルコンテンツはなく、
ページ下記載の過去問一問一答と実技対策の問題で内容は易しく正直解く量が足りません。
そこで、過去問はきんざいのホームページより過去9回分の過去問をダウンロードして解くことにしました。
しかし、特に学科問題が難しく、問題の内容が、テキストを学んだだけでは太刀打ちできないため、
まずは、問題を解くレベルに達するよう、問題が掲載されているサイトを探し、解き始めました。
この点が3級と大きく異なるところです。

また、スマホ片手に解く問題はさほど難しくはなかったため、更に、市販されている学科問題集も購入しました。

「パーフェクトFP技能士対策問題集 学科編 2級」(きんざい)
デジタルコンテンツの対応はありませんでしたが、巻末に2回分の過去問が掲載されています。

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続いて実技も解く時間が足りなくなるため、より速く正確に解くためにやはり問題集を購入しました。
学科と同じシリーズで「パーフェクトFP技能士 2級対策問題集 実技編(個人資産相談業務)」(きんざい)
これも同じくデジタルコンテンツ対応はありませんでしたが、巻末に2回分の過去問が掲載されています。

で、ここまで揃えたら後は受検するほかありません。
密かに1月受検を目指して学習していくことにしました。

仕事は相変わらず激務で休むことなんてご法度、それどころかシフト以外も出勤して~と言われてしまう状態です。
職場ではなるべく目立たない様にひっそりと過ごし、身体を壊さない、健康を害さない事を第一に考え、
日々の学習時間を捻出することにしました。

実技はできるだけ、日中のまとまった時間にとりかかり、最低4回は繰り返す。
学科は夜や細切れ時間に取り組むことにしましたが、最初のうちはさっぱり分からず仕舞いで、何故その解答なのか、
解説を読んで理解することから取り組みました。3回目位でようやくしかじかの理由でこの解答になると導けるようになってきました。

2級の場合、実技の問題より学科がはるかに難しいことに気が付きました。
4択ですが、丁寧に各文章を読み解いていかないと引っ掛かり間違えてしまいます。
しかし、丁寧に時間をかけると、瞬く間に過ぎていき、いくらあっても足りません。
覚えた知識をいかに速く効率よく引き出せるか。
私は要領は良くないので、限られた学習時間の中でひたすら問題を解き、経験値を上げるほかありません。

子育て中、しかも子供は中学生で難しい年頃です。
つかず離れずで見守るのがいいのでしょうが、なかなかその距離感が難しく子供は「放っておいて」「構って」の繰り返しです。

しかも、激務の職場にまたもや人間関係バトルが勃発し、業務以外の事で神経をすり減らす日々が再開。
ええ、職種は女性だらけで巷の噂ではイジメが多く業務も過酷なブラック職場と名高い?受付医療事務なんです( ;∀;)

院長の方針が「患者様は神様、仏様。患者様が絶対ファースト」であるため、患者さんへの対応は出来る限り、
時として過度すぎる程に患者さんの意向に添い遂げるものなんです。
上手にオン(患者さん)オフ(スタッフ同士)を使い分ける人ならいいのでしょうが、患者さんから頼りにされ、勤務日が多い人ほど
オフ(スタッフ同士)の態度が豹変し、その溜まりに溜まったストレスの矛先を新人であったり、
大人しく心優しいタイプの人だったり、ドジな人等に向けて砲火し、耐えきれない人や「ばかばかしいわ~」という人は辞めていくのです。
私が入職してから受付スタッフだけで10人は代わっています。
スタッフの出入りが激しいため、余計に業務が激務化している訳なのです。
そうした職場事情のため、仕事をしながら常に転職の考えがよぎっています。
でも、40代も終わりに近づく年齢であるし、子育てと家族の健康を第一に考えると、なかなか踏ん切りがつきません。
「置かれた場所で花を咲かせなさい」という様な言葉を聞きますが、自分にそう言い聞かせて仕事をしていました。

そのせいなのかは知りませんが、今にして思えば、一種の気分転換の様なスタンスでFPの勉強に取り組んでいたのかもしれません。

よく、夏休みは勉強の踏ん張り時なんて、資格勉強をググるとそんな文章が目につきますが、子育て中の主婦にとっては
子供の行事ファーストになってしまい、勉強時間は逆にどうしても減ってしまいます。
しかも、習い事のイベントもあり、送迎や説明会、習い事の親同士のお付き合いもあり、夏は忙しいのです。
流石にお盆は土日を含んで5日間のお休みがありますが、落ち着いて「夏季休業こそ勉強」出来るのは独身の方だけかもしれません。
実家と嫁ぎ先の双方のお墓参りなど、まして、子供が居たら当然の様に家族の行事が発生します。

夏の家族旅行も勉強道具持参で決行し、旅先でも短時間ではありますが、勉強しました。
それでも、勉強できない日も多々発生し、やったはずの問題集も日をかなり開けて取り組むと何だか新鮮味が復活。
いえいえ、記憶が忘却の彼方に行ってしまったのです。
そんな一進一退(二退かもしれませんが)を繰り返しながら、地道にコツコツ取り組んでいました。

秋、ようやく子供が2学期を迎え、学校再開ですが、学校行事が続き、各行事のボランティアにも参加しなければなりません。
更に、職場の業務の事を考え、医療事務の資格の一つである医師事務作業補助養成講座を通信教育にて受講開始。
当時は自宅受検が可能であった11月を目標にFP2級の学習と並行して取り組みました。
業務で既に文書作成は担当していたのでさほど難しくはありませんでしたが、
整形外科関連の文書については、私は整形外科クリニック勤務ではないので、作成に工夫や知識が必要でした。
ただ、最も知りたかった障害年金診断書作成は講座の内容にはなく、やはり医師が作成するものなんですよね。
依頼としては社会保険労務士からよく依頼されますので、あとは社労士の分野なんですよね。

そして、11月が来て、医師事務作業補助者検定試験を受け、12月に出た合否の結果は無事合格。
FPの秋の受検の結果ですが、2月開講の受講生のうち、20代と30代の女性がそれぞれ2級合格との話を聞きました。
いよいよ自分の番なのです。
12月に入るとFPの勉強もいよいよ佳境に入ります。
ひたすら過去問を解き、大晦日も元旦も勉強をして、1月からはタイムも図りました。
年末年始は、家族や親戚の行事もほぼなく、これはかなり助かりました。

隔週通っているFPの講座は10月からの新たな受講生たちに見送られ、1月半ばに終了。

世間も職場もインフルエンザが猛威を振るう中、インフルにかかり出勤出来なくなったスタッフに代わり、職場で業務をこなし、
試験勉強もラストスパートです。
この期間、自分は体調をやや崩したものの、激務の割には寝込むほどでもなく、子供を含めた家族は元気で助かりました。
自分は咳だけが治らず、試験まで大丈夫かなあ?との懸念はありました。

いよいよ試験当日。
マスクと咳き込んだ時ののど飴を用意し会場に向かいました。
ちなみにのど飴は愛用しているオルビスの季節限定商品であるプロポリスのど飴。
なめると、のどごしが少しちりちりするのですが、その程よい刺激感がのどに効いている感じがして
受付や朝からじゃんじゃん鳴り響く電話の応対でもこなせます。
注意点は一つ、麦芽水あめ入りですので、食べ過ぎるとお腹が緩んでゴロゴロと鳴ってしまい、
トイレに駆け込む事になってしまいます。

試験進行に戻り、2級の試験では3級と違い、途中退場する受検生は少なく、試験時間ぎりぎりまで粘っている方々が多かったです。

学科はやはり、金融資産運用の分野で、見慣れない単語が並び、最後に後回しにしました。
実技は3級の延長で学科ほど難しくなく、パターンさえ掴めば後は計算力です。
学科は各分野70%の出来を目標に取り組みましたが、金融資産運用で苦しみ、合否はボーダーラインかな?と予想。

なので、3月の合格の通知を頂いた時はかなりうれしかったです。
実技は9割に迫る8割の出来、学科は7割半ばの出来でした。

会員に登録し、毎月届く月刊誌を読みながら、日々勉強しなければ、と痛感しています。
金融関係のニュースはなるべく目を通しておりますが、素人にはなかなか理解しがたい難しさがあります。



FPの資格取得は新たなる第一歩の始まりでもあります。
資格を生かして、起業し報酬を得る等とは、まだまだひよっこならぬたまごの状態ですが、
主婦にとっては日常生活に深くかかわっている家計のやりくりには欠かせない知識でもあり、
専業でもパートを含む兼業でも、ファイナンシャルプランナーは主婦にこそ必要な資格勉強ではないかと思います。

子育て中パート40代主婦でもFP合格出来た秘訣~ファイナンシャルプランニング技能士3級編