現在子供は中学3年で受験生。
今週は、神奈川県立高等学校の願書出願期間です。
一度登校して、授業を受けたのちに、
各々受験する高校に願書を提出しに行くのです。
私立専願や既に推薦で高校合格が決まっている生徒は、
県立組が出願しに出向いている間、自習となります。
前置きが長くなりましたが、
その志望校を決めるのは昨年11月末。
2学期の定期テスト終了後、面談をして、
目安の内申点を提示され、
模試などの偏差値と照合して、
県立単願か私立との併願、私立のみの併願か単願、
私立推薦などを決めるのです。
従ってある意味、受験生とその保護者にとっては
最も悩み、現実を知らされる精神的に厳しい時になります。
我が家も限られた「カード」を最大限に有効活用するべく、
親子ともども胃痛になるほど悩みに悩み、志望校を決めました。
そして、其のあと私は何か講座を受講したいな、と思い立ちました。
とはいえ、これから稼がなくてはならない時期であり、
自分自身にそんなにお金はかけられません。
既に塾の冬期講習代の引き落としが済み、
受験生なのでその費用は、
新社会人の初任給並み(手取り)の額です。
冬休みは大みそかと元旦以外はほぼ塾通いであり、
風邪の流行る時期でもあるので、
時間的にも、自分の勉強を優先するわけにはいきません。
そうした事情を鑑みて、
経済的にリーズナブルなもの、
更に時間拘束が少ないもの、
そして何より心身の負担にならないものを、
と考え、たどり着いたのが
「カラーセラピスト」講座でした。
元々色彩が好きで
学生時代の美術で習った「色相環」には興味がありました。
社会人にあり、「パーソナルカラー」なるものを知り、
似合う色は4種類のパターンにカテゴライズされるというのも知り、
自分でいろいろ調べ、実際に化粧品会社の講座出席にも申し込んで、
調べてもらった程です。
そうした事を学べる「カラーコーディネート」も資料を取り寄せましたが、
5万円台で、料金的には今の自分には贅沢すぎるので、
3万円台の「カラーセラピスト」講座にしました。
<カラーセラピスト>
日常蓄積された様々なストレスを色の力でケアして、
明日への「生きる力」として変えていくセラピーの事です。
夫が自治体の共済組合に加入しており、
そのサイトを通じて申し込みをすると、約10%安くなるので、
講座の会社のサイトではなく、そちらの共済組合から申し込みました。
支払いはコンビニ決済で家の近所で出来ますが、
難点は、現金なので予めお金を用意しなければなりません。
申し込みをした時間帯が既に、夕飯後の時間でしたが、
子供が塾に行っている時間帯で、
それは1日の中で唯一自分の時間でもあるので、
銀行に行ってお金を引き出して、早々に支払ってきました。
そして1週間もしないうちに教材が届き、
早速勉強開始となりました。
共済組合の受講終了期限は夏でした。
その期間を過ぎても終了しない場合は、
安くなった分の金額を返却しなければなりません。
講座自体のフォロー期間は4ケ月です。
逆に、其のころはいろいろと忙しくなるので、
ゆっくりと取り組める期間は、今しかありません。
受験生がいる場合、年末年始の行事はなく、
「大掃除」も、まだ暖かい日がある11月までに済ませ、
書籍類や部屋の模様替えなどは
受験が終わってから取り組む予定なので
実はこの時期は、家の中はさほど忙しくはないのです。
まして、働いていた医療機関も1月の退職予定で、
既に有休消化の期間でした。
講座の導入として最初に学ぶのは
色彩心理学の成り立ちの歴史です。
「ユング」や「フロイト」などお馴染みのお名前が出てきます。
次に学ぶのは「色相環」で
9色調図色相環が出てきます。
その色相環に基づいてある「色彩交流カード88」も楽しくて、
その分野の章は、
なかなか寝付けない夜に、
布団の中に持ち込み、寝落ちするまで眺めていました。
「パーソナルカラー」にも登場する
「イエロートーン」「ブルートーン」もここで学びます。
また、明度と彩度により一つの色でも9種類に分類され、
目的に応じて9種類を使い分けて、
更に他の色とも組み合わせていきます。
そして、基本色となる12色について、
その色が持つイメージと活用法を学びます。
それが終わるといよいよ実際のセラピーの方法に入っていきます。
テキストだけではなく、DVDもついてあり、
ここでじっくり学べます。
セラピーのいくつかある方法の中でも特に興味がわき、
集中できたのは、
64種類の色紙の中から選んで作成する
「コラージュ」でした。
自分で心の赴くままに作成する「コラージュ」と
テーマに沿って取り組むコラージュの2種類があるのですが
どちらも楽しくて、
テーマがあるコラージュは、
子供の受験が終わったら、
子供自身に取り組むように勧めるつもりです。
更には実家の母親にも何かしらの方法で取り組んでみるつもりです。
年を重ねると、どうしても色彩に濁りがでてきがちです。
それは身体的なものもありますが、
精神的にも「どうでも・・」となってしまいます。
身近な人たちのお役には立てそうです。
空いている時間をほぼ講座の時間に充てて、
3回までの添削をほぼ終えました。
けれども、丁度年末年始で添削自体もお休みになってしまい、
3回目の添削は年が明けてからの投函、
その添削後の答案を待って、
最後の4回目の添削すなわち検定試験は、
鏡開きの日が過ぎてから出しました。
そして月末に届いた書類には
【合格】の文字がありました。
更に協会加入の案内書も同封されていました。
実は、講座では「学問」としては学べても、
セラピーするにあたり、
実際に人と関わり、セラピーを重ねていくうえで
ようやく身についていくものが多々あります。
いわば実践の場がないままでは、
資格をとってもそのままでは不十分です。
有効期間は3年間ということで、
その間に本当に得るものがあるか見極めをしようと思い、
加入することに決め、振り込みをしました。
季刊誌も年4回発行とのことで、そちらにも期待しています。
セミナーもあるようですが、
勿論、別途料金がかかると思うので、
そこは経済事情や時間的なものと相談して出るか否か判断しようと思います。