2019年4月25日の最新の追記です。
JAXAは25日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの金属の
衝突体をぶつける実験で、リュウグウ表面にクレーターが出来ていることを確認したと
発表しました。
小惑星に人工的にクレーターを作ることに成功したのは世界初です。
今後は、クレーターはその周辺への着陸を検討しています。
今月5日には、重さ約2キロの銅の球を
リュウグウへ秒速2キロで撃ち込み、はやぶさ2から分離された
小型カメラが衝突によって物質が飛び散る様子の撮影に成功しています。
小惑星表面は、太陽や宇宙線などの影響により、
小惑星が出来た頃とは変質していると考えられています。
表面を覆う物質の下には影響を受けていない
小惑星が出来た頃の物質があるとみられています。
はなぶさ2は、衝突実験によって、
その出きたころの物質、すなわち「生」の物質を露出させ、
それを採取することにより、太陽系の初期の状況を
解析することを目指しています。
2月22日の最新の追記です。
午前7時48分過ぎに着陸を示すデータが確認されたそうです!
(小惑星へのタッチダウンは午前7時29分)
テレメトリーは午前8時9分過ぎに受信とのこと。
弾丸発射も確認されたそうです!
JAXAは午前11時頃より記者会見を開き、詳細を説明する予定との事です。
また、2019年3月17日(日)午後9時より
NHK総合で以下の番組が放送される予定です。
NHKスペシャル「スペース・スペクタル」
プロローグ「はやぶさ2新たなる挑戦」(仮)
ナビゲーター:櫻井翔(さくらいしょう)
番組内JAXAコメント
最新の追記です。
ジャクサのホームページによりますと(2019年2月21日)
降下開始の可否判断の結果より、当初の予定通りに
降下を行うこととなったそうです。
なお、この模様はユーチューブにてライブ配信される予定です。
放送予定日時:平成31(2019)年2月22日(金)
午前6時45分から午前9時15分頃の予定
ライブ中継 :
「はやぶさ2」タッチダウン運用ライブ配信
小惑星探査のための小型着陸機「マスコット」が「はやぶさ2」から
計画通りに分離され、目標の小惑星リュウグウに着陸したそうです。
日本時間で10月3日午前10時58分だったそうです。
9月22日には移動探査ロボット<ローヴァー>の
「ミネルヴァⅡ1(つー・わん)」(日本の大学・メーカー・JAXAが開発)の
着陸も成功しています。
「ミネルヴァⅡ1(つー・わん)」は
2機の<ローヴァー>「ローヴァー1A」「ローヴァー1B」からなっています。
2019年には東北大学を中心とするコンソーシアムが製作した
「ミネルヴァⅡ2(つー・つー)」を分離させる予定です。
なお、コンソーシアムとは⇒
⇒互いに力を合わせて目的に達しようとする組織や人の集団。共同事業体。
追記です。
小惑星探査機「はやぶさ」の後継機である「はやぶさ2」が
小惑星Ryugu(リュウグウ)到着見込みまで、
あと約1か月となりました。
到達しました!
6月3日にイオンエンジンが終了し、小惑星Ryugu(リュウグウ)接近誘導が開始され、
6月9日夕方現在の小惑星Ryugu(リュウグウ)までの距離は、
特設サイトによりますと、約1600キロあまりとなっています。
そして、その到達見込みは6月27日前後の予定であることが発表されました。
日本時間2018年6月27日午前9時35分に
小惑星リュウグウの上空20キロメートルに、
無事到着しました!
これから約4か月かけて、リュウグウ表面を詳しく観察して、
着地地点を決めて、
今回の最大のミッションである岩石の採取に向けて、
早ければ10月にも最初の着陸を試みるそうです。
楽しみですね!
27日16時から記者会見が行われますが、
JAXAの公式サイトよりユーチューブでライブで観れます。
JAXA
(まだはじまっていません。16時3分現在)
(追記はここまでです)
今年の3月には、小惑星Ryugu(リュウグウ)の撮影に成功し、
それから2か月後の5月には、
スタートラッカによるリュウグウの撮影に成功したとのニュースが入り、
いよいよ来月からは、
小惑星Ryugu(リュウグウ)到達に向けての本格的なミッションが始まります。
<スタートラッカ>とは?
通常は恒星の位置を計測することで
探査機の姿勢を推定することに使われる装置のことです。
NECが開発しております。
人工衛星は、その姿勢を決定するために姿勢センサを搭載していますが、
スタートラッカは非常に高い精度で姿勢を決定できる、
恒星を利用した姿勢センサです。
(参考:NEC技報より)
今回は、カメラと同様に画像を撮影するモードで使用したそうです。
ここで、ごく簡単に「はやぶさ2」を紹介します。
【はやぶさ2】
「はやぶさ2」、太陽系の起源・進化と生命の原材料物質の解明を目指して
小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)は、
数々の新しい技術に挑戦し2010年6月に地球への帰還を果たした
小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の後継機です。
2014年12月3日に種子島宇宙センターから
H-IIAロケット26号機により打ち上げられました。
C型小惑星「Ryugu」(リュウグウ)に到着するのは
2018年6月21日か7月5日の見込みで、
1年半ほど小惑星に滞在して2019年末頃に小惑星から出発、
そして東京五輪開催の年である2020年末頃に地球に帰還する予定です。
「はやぶさ」では、イオンエンジンによる新しい航行方法を確立しながら、
太陽系の起源の解明に繋がる手がかりを得ることを目的に、
小惑星イトカワのサンプルを持ち帰りました。
今回「はやぶさ2」では「はやぶさ」で培った経験を活かしながら、
太陽系の起源・進化と生命の原材料物質を解明するため、
C型小惑星「Ryugu」(リュウグウ)を目指します。
太陽系の起源や進化を知るためには、
代表的なタイプであるS型、C型、D型の小惑星を調査する必要があるそうです。
<C型小惑星( – がたしょうわくせい)>
炭素系の物質を主成分とする小惑星であり、
現在知られている小惑星の約75パーセントがC型小惑星。
「C」は英語で炭素質を意味する形容詞「Carbonaceous」の頭文字「C」だそうです。
C型小惑星は主に太陽から2.7天文単位(約4億キロメートル)以上離れた軌道を周回しています。
<S型小惑星( – がたしょうわくせい)>
ケイ酸鉄やケイ酸マグネシウムなどの石質の物質を主成分とする小惑星のこと。
現在知られている小惑星の約17パーセントを占めるそうです。
「S」とは、英語で石質を意味する形容詞「Stony」
あるいはケイ素質を意味する形容詞「Silicaceous」の頭文字「S」だそうです。
主に火星と木星の間にある小惑星帯の中央より内側の軌道を周回しています。
<D型小惑星( – がたしょうわくせい)>
非常に低いアルベド(反射能)と
特徴がなく赤っぽい電磁スペクトルをもつ小惑星です。
D型小惑星の名称の由来は、暗い(Dark)の頭文字「D」だそうです。
有機化合物の多いケイ酸塩、炭素、無水ケイ酸塩で構成され、
内部には水の氷を含むかもしれないと推定されているそうです。
火星の衛星のフォボスとダイモスの反射スペクトルはD型小惑星と類似しており、
衛星の起源との関連性が指摘されているそうです。
(参考:ウキペディアより)
「はやぶさ2」が目指すC型小惑星である小惑星Ryugu(リュウグウ)は
S型小惑星のイトカワと比べるとより始原的な天体で、
同じ岩石質の小惑星でありながら有機物や含水鉱物を
より多く含んでいると考えられています。
地球をつくる鉱物、海の水、生命の原材料物質は、
太陽系初期には原始太陽系星雲の中で密接な関係を持っていたそうで、
始原的な天体であるC型小惑星から採取したサンプルを分析し、
太陽系空間にあった有機物や水がどのようなものであったのか、
またどのように相互作用し共存してきたかを探ることで、
生命の起源にも迫ることができると期待されているとのことです。
(参考:JAXAはやぶさ2特設サイトより)
とても壮大でロマンあふれるプロジェクトですね。
<小惑星探査機「はやぶさ2」の特徴>
「はやぶさ2」の本体の基本構造は「はやぶさ」とほぼ同じですが、
いくつか変更する点があります。
<アンテナ>
「はやぶさ」・お椀型⇒「はやぶさ2」・平面アンテナ
<衝突装置>⇐最大の特徴
「はやぶさ」・なし
⇒「はやぶさ2」・人工的にクレーターを形成する新たな機能の搭載を検討。
人工的に作ることができるクレーターは
直径が数メートル程度の小さいものと予想されています。
クレーターの成形方法ですが、
成形炸薬を内蔵しており、
探査機本体から切り離された後、
本体が小惑星の陰に隠れる約40分後に起爆、
重さ 2 kg の純銅製衝突体を爆圧によって変形させつつ、
目標天体に衝突させ、クレーターを作ります。
この衝突により、クレーター内、
または内部から露出した表面からサンプルを採取することで、
宇宙風化や熱などの影響をあまり受けていない、
新鮮な地下物質の調査が出来ると期待されているそうです。
(参考:JAXAはやぶさ2特設サイトより)
「はやぶさ2」の今後は、6月5日にイオンエンジンの運転を終え、
その後はスラスターを使ってリュウグウへの最後の接近誘導を行うそうです。
最も早ければ、
6月21日にはリュウグウの上空20kmの位置に到着する予定です。
<追記>
日本時間6月4日12時に、無事にイオンエンジンの運転を終了しました!
<イオンエンジン>とは?
電気推進とよばれる方式を採用したロケットエンジンの一種で、
マイクロ波を使って生成したプラズマ状イオンを
静電場で加速・噴射することで推力を得ます。
イオン推進、イオンロケット、イオンスラスタなどともいうそうです。
最大推力は小さいですが、
比較的少ない燃料で長時間動作させられる特徴をもち、
打ち上げられた後の人工衛星や
宇宙探査機の軌道制御に用いられることが多いそうです。
以前は実証試験として搭載される例が多かったのですが、
近年では、標準装備となりつつあり、
ロケットよりも格段に高いため、
静止衛星の長寿命化に貢献しているそうです。
<スラスター>とは?
スラスト(推す、thrust)に由来する言葉で、広義には推進システムの総称の事を指します。
宇宙空間で使用されるため、
必然的にロケットエンジン(ロケットスラスタ)となります。
人工衛星の寿命は地球低軌道以外はほぼスラスターの寿命で決まり、
惑星探査機の場合もそれで決まることがあるため、
長期にわたり故障せず繰り返しの使用に耐えなければなりません。
一方、主機関のように限られた時間内に大きな加速度を出す必要はなく、
それを補えるだけの長時間運転が可能なら加速度は低くていいそうです。
燃料としてヒドラジン、
酸化剤として四酸化二窒素などを使ったヒドラジンスラスタに取って代わりつつあるのが、
イオンエンジンを使ったイオンスラスターです。
比推力が化学ロケットの10倍以上と桁違いに高いため、
限られた燃料で長期間の使用が可能です。
加速度は著しく低いですが、スラスターとしては問題とならないそうです。
はやぶさなど、イオンエンジンが主機関として使われていても
スラスターと呼ぶことがあります。
イオンエンジンの性質上、
宇宙空間での低加速度・長時間の使用という面では通常のスラスターと共通するとのことです。
(参考:ウキペディアより)
<「はやぶさ2」のミッション>
「はやぶさ2」はリュウグウ到着後、
2019年12月ごろまで約1年半にわたってリュウグウに滞在し、
リュウグウ表面への着陸を数回試みることになっております。
探査ローバーをリュウグウに降ろして直接観測を行ったり、
今回の最大の特徴である、
リュウグウの表面に人工クレーターを作って地下の物質を採取する、
といったミッションが待っています。
地球帰還は東京オリンピック開催予定の年である2020年末ごろとなる見込みです。
(引用元:JAXAはやぶさ2プロジェクト公式サイトより)
下記の公式サイトでは、「はやぶさ2」の最新の情報が、
随時掲載されております⇓⇓⇓
JAXAはやぶさ2プロジェクト
<JAXA 相模原キャンパス(じゃくさ さがみはらきゃんぱす)>
〒252-5210 神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1
電話:042-751-3911(代表)
<施設までのアクセス>
<相模原市立博物館(さがみはらしりつはくぶつかん)>⇙⇙⇙月曜日は休館(祝日除く)
〒252-0221 神奈川県相模原市中央区高根3丁目1-15
JR横浜線 淵野辺駅南口から≪徒歩≫20分
≪バス≫淵野辺駅南口(2番乗り場)。
「 青葉循環(博物館廻り淵野辺駅南口行)(淵37系統)」または
「青葉循環(共和廻り淵野辺駅南口行) (淵36系統)」で「市立博物館前」下車すぐ
⇒向かいはJAXA 相模原キャンパス
(乗車時間 博物館廻りは約5分、共和廻りは約15分。博物館廻りがない時間帯もあります。)
JR横浜線 相模原駅南口から
≪バス≫神奈中バスで相模原駅南口(4番乗り場)から
「 相模大野北口行(相02系統)」で「宇宙科学研究本部」下車(乗車時間約9分)、
徒歩5分
「JAXA 相模原キャンパス」や「相模原市立博物館」で
「はやぶさ2」のリュウグウ到達に関してのイベント情報などありましたら、
追記などでお知らせしていく予定です。
ちなみに、
<相模原市立博物館>では、
6月16日(土)・午前10時から午前11時30分の予定で、
「はやぶさの日」イベントがあります。
特別対談:
片山右京さん(元F1ドライバー)×川口淳一郎さん(元「はやぶさ」プロジェクトマネージャ)
申込:5月22日~6月14日に、
電話で右のコールセンター(電話042-770-7777)へ。
同時開催:「はやぶさ2」管制室に贈ろう!応援メッセージ及び
宇宙飛行士訓練服を着用して記念撮影コーナー
時間:午前10時〜午後4時30分※希望者は直接会場へ
最後までお読みくださりありがとうございました。