旧敦賀港駅ランプ小屋~初期の鉄道重要施設~全国で3番目の大きさ

ランプ小屋

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【旧敦賀港駅】

賀港駅は当初金ヶ崎駅と呼ばれていました。
明治15年(1882年)3月10日、
敦賀に鉄道が開通した時に
「金ケ崎」驛(駅)として開業しました。
敦賀港線

<地図>
場所は、金崎宮参拝用の駐車場そばです。

其の後、敦賀港の第1次港湾修築工事に併せて、
大正2年11月に鉄道桟橋に新しい「金ケ崎」驛を新築移転し、
大正8年(1919年)1月11日に、
「金ケ崎」驛は「敦賀港」驛と改称しました。
明治45年(1912年)6月、
欧亜国際連絡列車が発着し、敦賀港とウラジオストクとの
定期航路を介し、ベルリンやパリ、ロンドンなどとの間に
多くの人々や文化を運びました。
当時、この場所は、
ウラジオストク航路に乗り継ぎ、
遥か欧州を目指す人や荷物で賑わっていたのでした。
2019年の大河ドラマ「いだてん」の主人公である
金栗四三もここからオリンピックの開催地である
ストックホルムに向けて旅立ちました。

明治40年頃の敦賀港

【ランプ小屋】

ランプ小屋は、
列車の灯火に使用されるカンテラの燃料を保管する油庫として、
かつては主要な駅に一般的に存在したものです。
しかし光源が電灯に変わるなどして、
その用途が消滅すると、
駅の増改築などで急速にその姿を消していきました。
ランプ小屋は明治15年(1882年)頃に建てられました。
ちなみに、
この金ケ崎駅(旧敦賀港駅)のランプ小屋は、
建設当時は横浜、京都、に次ぐ、
全国でも三番目の大きさで
大阪駅のものよりも大きい建物でした。

(引用及び参考元:観光協会サイトより)



【当時の煉瓦について】
コンクリートブロックやスレート造のものとは違い、
丁寧に積み上げられたレンガや開口部のアーチなどは、
独特の趣があります。
そのレンガには、ところどころに四角い小さな文字が刻まれています。
明治26年以降に建造された旧北陸線の煉瓦には、
祖の煉瓦を製造した工場の刻印が見られるのに対して、
このランプ小屋には、
製造を請け負った職人などが、
それぞれの仕事区分を区別するために
つけたのではないかとされています。
数十種類の刻印が施されています。
また、煉瓦を焼く技術も安定しておらず、
煉瓦の焼き色がばらばらとなっています。
けれども見方を変えれば、
変化に富んだ壁色であり、
外観のアクセントともなっています。
ランプ小屋 敦賀

【初期の鉄道の重要施設】
明治15年(1882年)、
金ケ崎駅を朝6時に出発する列車が運行されました。
当時、電灯はまだ鉄道には用いられず、
まだ薄暗い時間帯に金ケ崎駅から列車を発車するには、
機関車や各車用、線路わきの信号灯を含めて、
大量の石油ランプが必要でした。
これらのランプの管理は安全な汽車運行には不可欠であり、
当時の鉄道規則において
灯火の注油は必ず野外ではなくランプ小屋で行う事、
またこれらの灯火管理の責任は駅長自らがとること、と
されていたほどだったそうです。

【旧敦賀港駅ランプ小屋・案内看板】
旧敦賀港駅 ランプ小屋

【ランプ小屋内部】
旧敦賀港駅 ランプ小屋 

【蒸気機関車が使ったランプについて】
明治15年11月の時点で、金ケ崎線では汽車の前を照らす、
明るい照明はまだ使用されてはおらず、赤・緑の2種類の色の灯火を
汽車の前後に提示していました。
この2色の灯火を組み合わせて、例えば緑の灯火が含まれていたら
貨物列車、汽車両側が2つとも赤ならば臨時列車といったように、
その汽車を見た駅員や踏切員などに知らせていました。
蒸気機関車 ランプ種類



【ランプの灯油】
明治15年(1882年)頃は、
殆どがアメリカからの輸入でした。
当時の世界の石油の半分以上がアメリカで生産されていました。
まだドラム缶は発明されてはいませんでした。

【灯油の銘柄】
横浜港ではチャスター社(タイドウォーター社)が多く、
その刻印は塔のマークでした。
神戸港ではアトランティック製油所製が最も多く、
其の外箱が松材であったことから、
「松印」と呼ばれ、主に関西で普及しました。
明治38年(1905年)になると、
紐育スタンダード石油会社倉庫(今の赤レンガ倉庫)が
敦賀に建設されて、
アメリカ産灯油が直接陸揚げされるようになりました。
この石油の輸出元は「フィラデルフィア」の
アトランティック社製と推定されています。
この石油はその年の輸入総額の9割を占める程でした。
けれども3年後の明治41年(1908年)、
敦賀でもいよいよ電灯が普及し始めて、
次第に灯油の需要は減少していきました。

<越前国敦賀海陸圖>
越前国敦賀海陸圖

【最初の蒸気機関車】
「明治14年(1881年)~明治15年(1882年)9月」
英国マニング・ワードル社製1290系蒸気機関車
「金ケ崎」-「疋田」間の工事専用車として。
明治15年3月の開業以降も、
路線の一部の補強工事が残っていたので工事兼用で
旅客・貨物輸送に使用されました。

「明治15年(1882年)10月」
英国キットソン社製1800系蒸気機関車
(1290系の2倍近くの牽引力である)
「金ケ崎」-「洞道口」(柳ヶ瀬陸道の西口側)
※※この区間は、当時の国内有数の勾配区間で、それに対応するためでした。

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