常泉寺「花のお寺」「かっぱの寺」2~4代徳川将軍に仕えた中根正盛の墓あり~引地川散策~

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【常泉寺(じょうせんじ)】

【歴史】
清流山 常泉寺といい、曹洞宗のお寺です。
本山は福井県の永平寺及び横浜にある総持寺です。
創建は、1588年(天正16年)と言われています。
ご本尊は聖観世音菩薩です。
また、寺のあるこの地域は、
旗本中根正盛の知行地となっていました。
二代将軍秀忠に仕え寛永12年(1635)頃、
三代将軍家光の『御側』となりました。
正盛は三代将軍の信任厚く、
また、たいへんな能書家でもありました。
幕末まで中根家の知行が続きました。
その中根家にまつわる5基の墓石が
常泉寺の墓地の中心にあり、
大和市指定重要文化財となっています。

【中根正盛】
中根正盛(なかね まさもり)は、江戸幕府の旗本。
役職は御側 / 大目付。官職は壱岐守。
2代将軍の徳川秀忠の小姓に召し出され、大番を経て、
3代将軍の徳川家光時代に、小納戸を拝命し、
やがて側衆(後の側用人)に進み、
4代将軍の徳川家綱時代に、大目付として諸国の監視を務めました。
寛永15年(1638年)、堀田正盛が老中から家光の側衆に回り、
中根正盛と2人で家光のブレーンとなります。
家光に深く寵愛され「比類なき出頭」、
「国家の安否みな正盛について達す」と称され、
「老臣といへども中根に向ては手を下して応対する程」
の権勢を誇ったとあります。

<主な功績1>
慶安4年(1651年)に由井正雪の「慶安の変」が起きました。
幕府はその背後(武功派勢力)と正雪との関係を警戒し、
中根は配下を諸方に派遣して、特に紀州の動きを詳細に調べさせました。
これを機会に松平信綱と中根は、
武功派(幕府批判権力者)とされる
紀州藩主「徳川頼宣」を幕政批判首謀者とし失脚させ、
武功派勢力の崩壊、一掃を成功させたのです。

<主な功績2>
寛永14年(1637年)の島原の乱の際に
中根が、その動きを詳細に調べさせ、
甲賀忍者の一隊が一揆軍の立てこもった原城内に潜入し
一揆軍の兵糧が残り少ないことを確認したという記録があります。
中根は配下の廻国者
で組織している隠密機関を幕閣という
政府組織の一角に機関として組織化しました。
このことから公儀隠密元締説がうまれました。



【花のお寺】
常泉寺は別名「花のお寺」と称されているとおり、
四季折々の花がさきます。
中でも、「春のみつまた」と「秋の白い彼岸花」は有名です。
「みつまた」は「かながわ花の名所100選」にも選定されています。

<みつまた(三椏)>
三椏(みつまた)見頃:3月中旬~4月上旬
中国原産、山地に栽培されるジンジョウゲ科の植物。
高さは2~3m。
たいへん良い香りがあり、枝が三又状にでるのでこの名があります。
樹皮は優良な和紙の原料で、
楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)と共に紙幣や地図に重要です。

この時期に咲く他の春の花は
この時期は「緋寒桜」「さんしゅう」
「桃(てるてひめ)」「かたくり」などだそうです。

<白い彼岸花(ひがんばな)>
多年草の植物で高さは30~50cm。
葉はやや厚く光沢がありやわらかく、花後に群生し翌年枯れます。
花は秋、鱗茎をさらして、でんぷんをとり食用にすることがあります。
和名は秋の彼岸の頃咲くから。
別名は赤花を表す梵語で曼珠沙華(まんじゅしゃか)ともいいます。

このお寺の彼岸花は、
赤花と白花が境内のあちらこちらに咲くそうです。
白色は繁殖力が弱く大変珍しいです。
赤色より少し早く咲きます。
彼岸花の関東三大名所の一つと言われているそうです。

この時期に咲く秋の花は、
「萩」「おみなえし」「われもこう」「すすき」
「しゅうかいどう」などが咲くそうです。



【月ごとの花々】
<1月>
ろうばい・木瓜(ぼけ)・盆梅(ぼんばい)・水仙・福寿草(ふくじゅそう)

<2月>
寒あやめ・万作(まんさく)・セツブンソウ・寒椿(かんつばき)しだれ梅
河津桜・雪割草

<3月>
キヅイコウ(みつまたの原種)・緋寒桜(ひかんさくら)・サンシュユ
土佐水木(とさみずき)・馬酔木(あせび)・みつまた・春蘭(しゅんらん)
富貴草(ふっきそう)・片栗・黒文字・石楠花(しゃくなげ)・一人静(ひとりしずか)
照手姫(てるてひめ)・貝母(ばいも)
姫立金花(ひめりゅうきんか)・大待雪草(おおまつゆきそう)・ハナニラ
けまんそう・黄梅・柊南天(ひいらぎなんてん)・黒椿・朴判椿

<4月>
しだれ桃・芝さくら・利休梅(りきゅうばい)・菊咲き一輪草
錨草(いかりそう)・梅花錨草(ばいかいかりそう)・しだれ桜
ハナミズキ・ハナズオウ・コバノバマズミ・はないかだ・黄花片栗(きばなかたくり)
しゃが・常緑万作(ときわまんさく)・立浪草・岩八手(いわはやて)・どうだんつつじ
水芭蕉・稚児ゆり・花忍(はなしのぶ)・みつばつつじ・ウラシマソウ・雪持草
ムサシアブミ・エビネ・藤・黒花蝋梅・牡丹・熊谷草・白雪芥子(しらゆきけし)
白根葵(しらねあおい)・おだまき・ホウチャウソウ・雪柳(ゆきやなぎ)
鳴子ゆり・空木(うつぎ)・小手毬(こでまり)
大手毬(おおでまり)・木蓮(もくれん)・コンニャク・山吹(やまぶき)

<5月>
錦木・えんこうそう・ヒメカンソウ・紫蘭(しらん)・一初(いちはつ)
庭石菖(にわせきしょう)・イワタイゲキ・あやめ・石斛(せっこく)
紫露草(むらさきつゆくさ)・二人静・ホタルブクロ
コウホネ・箱根空木(はこねうつぎ)・浮釣木(うきつりぼく)
エゴノキ・チダケサシ
鳥足升麻(とりあししょうま)杜若(かきつばた)・壺珊瑚(つぼさんご)
千島たんぽぽ・ガマズミ・芍薬(しゃくやく)・梅花空木(ばいかうつぎ)
岩たばこ・ヤマボウシ
京鹿子(きょうがのこ)・オランダカイウ・下野(しもつけ)

<6月>
花菖蒲・紫陽花・ひめしゃら・三つ葉下野(みつばしもつけ)・山紫陽花・タイサンボク
ずい菜・柏葉紫陽花・ガンピ・ガク紫陽花・松本仙翁(まつもとせんのう)
山オダマキ・ヤブレガサ・水連・ビョウヤナギ・ネジバナ
石鹸草(しゃぼんそう)・夏椿・唐糸草(からいとそう)・令法(りょうぶ)
やぶみょうが

<7月>
丘虎の尾・ノウゼンカズラ・五月雨桔梗(さみだれききょう)
小紫式部(こむらさきしきぶ)・半夏生(はんげしょう)
かわらなでしこ・鬼百合・花魁草(おいらんそう)
ぎぼうし(擬宝珠)・ヒオウギ・フウラン・吾亦紅(われもこう)
姫檜扇水仙(ひめひおうぎすいせん)
東郷菊・蓮・木槿・鹿の子ユリ・三時草(さんじそう)

<8月>
芙蓉(ふよう)・女郎花(おみなえし)・藪蘭(やぶらん)・百日紅(さるすべり)
槐(えんじゅ)・蓮華升麻(れんげしょうま)・夏水仙(なつすいせん)
秋海棠(しゅうかいどう)
鉄砲ゆり・鶏頭(けいとう)・青色藤袴(あおいろふじばかま)

<9月>
花虎の尾・ホトトギス・つるぼ・ススキ・水引(みずひき)・霜柱(しもばしら)
彼岸花・沢桔梗・おけら・ノダケ・ナンバンギセル・シュウメイギク
鵯花(ひよどりぱな)・雁草(かりがねそう)・宮城野萩
鍾馗水仙(しょうきずいせん)・撫子(なでしこ)

<10月>
藤袴・晒菜升麻(さらしなしょうま)・きんもくせい・ぎんもくせい
見かえり草・竜胆(りんどう)・寒蘭(かんらん)
シャジン・トリカブト
関屋の秋丁字(せきやのあきちょうじ)・ネリネ

<11月>
ツワブキ・業平柊南天(なりひらひいらぎなんてん)・大文字草
ノコンギク・柊・

<12月>
椿・山茶花(さざんか)・四季咲き桜(しきざきさくら)

(引用及び参考:「常泉寺」公式サイトより)

このように多種多様の植物があるので、
もはや植物園でもありますね。
菩薩観音様とカッパさんと四季折々の花々・・・。
春夏秋冬と参拝したくなります。
公式サイトの四季の花々紹介ページそのものが植物図鑑のようです。
初めてその名を知った草花もあります。
6月ごろにもまた行きたいな、と思いました。



<開門時間>
午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
★トイレあり

<拝観料(守華代)>
高校生以上:  300円
小・中学生:  150円
★但し、障害者手帳提示で御本人のみ無料
★御朱印、拝受できます。
★「かっぱ」のおみくじがあります。

<諸注意>
★カメラなどの撮影機器のスタンド、一脚三脚は使用できません。
★ペットを連れての入場はできません。
★境内での飲酒、喫煙はお断りします。

<所在>
〒242-0024 大和市福田2176

<電話>
046-267-8789

<交通アクセス>
<電車>
小田急江ノ島線高座渋谷駅西口下車 徒歩7分
<車>
東名横浜町田インター出口
⇒国道246線を下り厚木方面ヘ山王原交差点を左折、
467号線(藤沢一町田線)福田入口の信号を右析、
1つ目札の辻の信号を左析1つ目常泉寺東側を右折
★みつまたイエローの看板を参照下さい。
(公式サイトの案内より)

<地図>青印は車及び寺の入り口

<上記の地図付近にある案内看板>
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<上記の地図付近にある寺の紹介>
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<寺の入り口>
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<寺の山門より境内>
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<あやめ>
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<あやめ(一初?)と羅漢さま>
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<安永四年?>
安永四年は1775年。
前年の安永3年には杉田玄白が「解体新書」を刊行しています。
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<境内の石仏たち>
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<境内>
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<さくらんぼ?>
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<樹齢650年の五葉松>
命名は「波乗り船」
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命名の由来は江戸時代の古歌「長き夜の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音のよきかな」より
(引用元:「常泉寺」公式サイトより)

<縁結び菩薩>
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<本堂>
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【かっぱのお寺】
この常泉寺は「お花の寺」のほかに「かっぱの寺」としても有名です。
公式サイトによりますと
<河童(かっぱ)>
河童のルーツは中国黄河の上流とされ、
古名を「水虎(すいこ)」又は「河泊〈かはく)」とも呼ばれていました。
この言葉が日本に入ってくると、
「河童(かっぱ)」と呼ばれるようになったと言われています。
河童は水の精霊で川の神、水の神として色々な信仰を受けています。
このことから水神様の雫から生まれたとも言われます。
(引用元:公式サイトより)

またこのお寺の名前は「清流山常泉寺」とあるように
湧水があったそうです。
引地川も近いですし、お水に大変ご縁がある、とのことで
かっぱ様が祀られており、
境内には大小合わせて300体以上ものかっぱ様がおります。

<河童七福神>
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<相撲を取るかっぱさん>
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<耳を澄ますかっぱさん>
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<合掌するかっぱさん>
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<碁?をするかっぱさん>
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<水のあるところにかっぱさん鎮座>
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<水のあるところにかっぱさん鎮座2>
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所要時間:約40分(ゆっくりめ)

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